アキオ

モロッコのアキオのネタバレレビュー・内容・結末

モロッコ(1930年製作の映画)
2.2

このレビューはネタバレを含みます

紳士と兵士、2人の男と1人の歌手の女の恋模様を描いたストーリー。いつの時代もモテる奴は何故かモテるんやなってことを思い知らされる内容。見方によってはハッピーエンド。
捻りがある訳ではないのですが、パッと見ではちゃんと理解出来ないような話なので、台詞や仕草(ジェスチャー)などに注視しつつ見ることをおすすめします。
吹き替え版で見たのですが、声優陣の声が良かったです。



※以下ネタバレ
納得は出来ひんけど、まあそうなるのが丸いよなと思える結末。絵に書いたような紳士のベシエールは、報われないのが分かっていつつも無償の優しさをアミーに与える。報われないのが本当に切ない。それに対して現代のクソゴミバンドマンみたいなトム・ブラウン3等兵はアホみたいな女たらしで人に金借りまくっててあまのじゃくな性格しよる癖してヒロインのアミーに最後は追いかけて貰えるとかいう謎の好待遇。高身長なのがそんなに重要なんかな。現代にも通づるメンヘラ男みたいな所があって凄い憤りを感じた。正直嫌い。
アミーは気ままな性格で、口では嘘を言っていても、結局は心の赴くままに行動する人。美人で妖艶やから凄いモテると思うけど、ステータスとかには靡かないタイプなのは評価できると思った。とは言え、現代で言えば典型的なダメンズに引っかかるタイプ。この後どうなるのか凄い気になる。

見方によってはハッピーエンドとは言ったものの、幸せな結末はきっと待ってないことは自明。駆け落ちしたロミオとジュリエットみたいなことになるのはお察しやけど、心に正直になったという事は良かったと思う。長々書いたけど内容が好みではありませんでした。ごめんなさい。
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