久々に観たくなって鑑賞。おそらく４回目。
何度観てもスリリングで画面に釘付けになるクライムドラマだ。
警察とマフィア、ダブルでそれぞれ潜入している設定がまず面白い。10年という潜入期間が自身のアイデンティティに与える影響からの葛藤、忠誠と裏切り、互いに繰り広げられるやるかやられるかの駆け引き。予想もしない展開に息が止まる瞬間もある！（さすがに4回目だし覚えてるけども）
主役の二人もかっこいいが、サム（マフィアのボス）の可愛らしい笑顔とは裏腹の残忍性にも痺れるし、ウォン警視（警察のボス）の寡黙で無骨だが部下想いなキャラクターもいぶし銀な存在感だ！
改めて観ると、ラウの慎重さ、知性からすると、あのバレ方のツメの甘さには違和感を覚えるが、まぁ安心して油断していたのだと考えて良しとしよう。
タイトルが意味するのは「無間地獄（絶え間なく責め苦に合う）」。去ったものより残された者の方が地獄を味わっているのがなんとも言えない余韻を残して物語は終わる。
僕にとってはパーフェクトに面白い脚本の映画だ！
