「新しき世界」絡みで鑑賞。
リメイクの「ディパーテッド」は観たことがある。
環境はその人を変えて行くけれど、本質・根っこの部分は変えられないのかもしれない。
善人の道を選んだと、自ら言うラウだが、迷いながらも保身に走る。
トニー・レオンのやさぐれ感、
アンディ・ラウの正義感、
どちらもぴったりでハマり役。
そこで改めて感じるのは、
この二人の役は、ディカプリオとデイモンではなかったな…ということ。
ただ、こちらも今見るとキャストが豪華なのもあり、違いも確認する意味でも見直したくなるが…。
この作品、父的存在のあり方が大きく左右していたように思えた。
ヤンにとっての父的存在は、
ウォン警視。
なんだかんだと言っても双方大切に思いあっていることはやりとりから見てもわかる。
一方、ラウにとっての父的存在はもちろんサムにあたるが、
実際あまり接点はなかった。
そこの差がラウとヤンの行く末の違いになったのかもしれない。
全体として申し分ないが、
時々場面がブツっと切れて、
次の場面に移る点が気になった。