ayaya

インファナル・アフェアのayayaのレビュー・感想・評価

インファナル・アフェア(2002年製作の映画)
5.0
私の座右の映画です。
三部作全てです。
説明は省きます。各自お調べくださいませ。50回見たと言っても過言ではないです。見るたび琴線に触れるのです。

善人なおもて往生をとぐいわんや悪人をや

この映画はドンパチのギャングものと
勘違いされては困ります。
(ま、そーゆー人もいるでしょう)
「仁義なき戦い」は
ドンパチ多いですがそこにも仁と義がちゃんとあって復讐にも「義」がありました。
菅原文太の台詞にしびれました。
クゥーーーーッ

インファナルアフェアはチト違うんです。
物悲しいのです。哀愁があるのです。

マフィアの異母兄弟ヤンが縁を切って善人=警察官として生きる道を選ぶ
しかしマフィアへの潜入捜査官に。

マフィアに育てられた子分ラウが警察官として警察に潜入しボスを助ける。
しかし善人として生きたいと
ボスを裏切る。

展開はここから。

マフィアと警察の張り合いは似てますが
違うのはみなが善人に見えてくるところです。
それはみなが苦しみを抱えているからです。
善人として、生きるために、
殺す、
矛盾してますがそれが苦しみなんですね。

I、IIは秀作IIIは佳作と言っても過言でない。リメイク版「ディパーテッド」は駄作!!(すいません)
「ディパーテッド」のほうが断然良かったという方には「インファナルアフェア」はわっからへん、かもしれません。

10回は見ましょう(^.^)

絶え間ない苦しみ、それが無間地獄。
絶え間なく続くもの、時間、空間、業。
クゥーーーーーッ

軟質のトニーレオンと硬質のアンディラウのコンビもさながら
亡き父へ酒グラスを掲げるハウ、美味そうに食べるサム、華奢なマリー姉さんの
凛とした威厳
クゥーーーーーッ
語り尽くせませんがとにかく完璧。

繰り返します
完璧。座右の作品。
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