ヒサ

はなればなれにのヒサのレビュー・感想・評価

はなればなれに(1964年製作の映画)
4.0
ゴダールの作品は体感的に、退屈な時間が長く、しんどい時があるのだが、本作の場合はカフェで急に始まるダンスシーンやルーブル美術館での疾走、一分間の沈黙など、魅力的なシークエンスが数多い。犯罪ドラマ/メロドラマで女一人と男二人という定番的な人物配置、約90分というランタイム含め非常に取っ付きやすい。愛すべき小品として観たし、アンナ・カリーナの捉えどころの無いキャラ造形にいちいち魅せられた。
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