「話すこともないなら一分間沈黙しよう。」
二人組の青年フランツとアルチュールが英語教室に通うオディールに一目ぼれし、仲良くなっていくものの、オディールの叔母が脱税により家に大量の現金があると知る…
喋ることないから1分間沈黙しようっていうセリフも意味も分かんないし、そっからの前衛的だけど単純なただ音を消すっていう演出も、とかくかっこいい。その後のダンスシーンの音の使い方とか、物語の語り手として…
>>続きを読むゴダールにとっての不滅の恋人アンナ・カリーナとの美しい共犯関係が、映画の行間からこぼれ落ちるように、幸福な時間として心を満たしていくようだった。
こうした機微は、原題『bande à part』(…
"話すことがないなら1分間沈黙しよう"
ルーブル美術館爆走見学イカれててすき
ストッキングを頭から被る風習はこの時代からあったのか(?)
アンナ・カリーナのツインテールお団子だいすきなのにアルチュ…
「愚かしい系の若さ」が存分に押し出された作品。その意味で「不良少女モニカ」と同じような印象を受けたが、不良少女モニカでは前面に押し出されていた「冷め」がこちらでは薄め。どちらも若さ故の愚かしさとそれ…
>>続きを読むこれがゴダール。
①構図の素晴らしさ
1本の映画の中にフォトグラフとして通用するようなシーンがいくつもある。
喫茶店でのダンスシーン、英語教室の下で階段に足をかけてタバコを吸っている男性、手紙を書い…
『軽蔑』に引き続きゴダールを。同じくダンスシーンがかなり印象的だったけれど、観ているこちらを翻弄する意図がより色濃く見えた。
全体的にもやや狙い過ぎに思える箇所が多かったけれど、テンポ崩しを挟みなが…
©1964 Gaumont ‒ Orsay Films