アーモンドフィッシュ

ボディガードのアーモンドフィッシュのレビュー・感想・評価

ボディガード(1992年製作の映画)
4.0
「エンダーーーーーー!!」の映画です…はい。それ以上でもそれ以下でもありません。ただただホイットニー・ヒューストンの歌声に聞き惚れる作品です。これほど主題曲と映画が結びついてる作品ってあと「タイタニック」くらいじゃないでしょうか?それくらいホイットニー・ヒューストンの「I will always love you」がみんなの印象に残っている作品ですね。劇中最初にこの曲がかかった時にレイチェル(ホイットニー・ヒューストン)が「暗い曲ね」てバカにしてたのは笑えました。結局その暗い曲がホイットニー最大のヒット曲になりましたからね(笑)

内容はボディガードのフランク(ケビン・コスナー)が警護対象者のレイチェルと恋に落ちるというもの。実に単純明快でタイトルを聞いただけで本編見なくてもなんとなくわかります(笑)でも驚いたのはレイチェルって子持ちだったんですね。ずっと独身同士の恋だと思ったら実は片方はバツイチだったのね。

そしてこの映画で特筆すべき点は異人種間の恋を描いているということです。意外とこのパターン少ないんですよね。他にもハリウッド映画に黒人と白人が恋に落ちたり結婚したりする話はあることはあるのですが、シドニー・ポワチエの「招かれざる客」のように、それを前面に出して差別や偏見と戦うといったものが多く、「ボディガード」のように自然に愛し合ってそして誰もそのことに異を唱えない作品はこれが最初ぐらいじゃないかなと思っています。

ずっとクライマックスのアカデミー授賞式のシーンで「エンダーーー!!」を歌うと思ってたけど違いました💦かなり前に見た作品なので所々勘違いして覚えてる箇所があったんですね。全体的にツッコミどころが多いのですが、それを感じさせないくらいテンポが良くてスリリングな内容となっています(脚本は「帝国の逆襲」のローレンス・カスダン!さすがです)ですが、ただ一点納得出来ない点があります。犯人の動機です。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、簡単に言うと犯人はどう考えてもおかしな行動を取っているのです。そこが納得できなかったですね。

今ホイットニー・ヒューストンの伝記映画が上映されてるので予習として観るのも良いと思います。興味が無くても最後の「I will always love you」を聞くだけでも観る価値は十分あると思います。

それにしてもケビン・コスナーいなくなったね