何回も見た好きな映画なので追記
僕は半年前、この映画の舞台であるインドのムンバイにあるダラヴィスラムに行ってきた
この映画は僕にインドを恋しく思わせるそんな映画
そして日本のようないわゆる先進国と呼ばれている国とインドの圧倒的な異なる点がこの映画にもダラヴィにもあった
それは夢見るということ
日本のような環境に住んでれば大半の人が夢を夢のままで終わらせて現実を見る
ある程度分別ついてきたら、おれなんか無理だよと限界を自分自身で決めてしまう
でも僕が見たダラヴィ、いやインド自体が違った
彼らの目は僕らには絶対に得ることのできない、何にも表現し難い目を持っている
獲物を狙うトラのような、経験してきたことがとてつもないものなんだなと目を見ただけで思わせる目だ
そして彼らは死ぬ気で一攫千金のような夢を追い求めている人が多い、特にスラムに
そしてそれを馬鹿にするものがいないどころかみんなでそれを目指している
ダラヴィスラムはアジア、世界最大級のスラムでありながらも5つ星スラムというあだ名も持つ
僕が見たダラヴィはもちろんこの映画のようなところもあった
だけど大半がテレビを持ちFire TVでYouTubeを見ている
僕はびっくりした
旅をしていて思うのは、映画は時に一昔前の描写がある
それを本気で思い込むのは危ない
そして先進国の人たちの途上国に対する考え方はとてもステレオタイプだ
アフリカにもかなりでかい都市が沢山あった
インドはもちろん汚い場所が多いが活気は日本の数百倍もある
何が言いたいか忘れたけど、この映画を映画で終わらせないために一人でも多くの人にダラヴィに足を運んでほしい
そして何が現実なのか、現実で起こっていることを自分の目で見てほしいと強く思う
そしてもし時間があればホテルムンバイで有名な、タージホテルにも行ってほしい
あそこには石油王がうじゃうじゃいた
2箇所を相対的に見ることで資本主義がいかに脆い経済システムなのかを認識することができると思う