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フェノミナンのbabaのレビュー・感想・評価

フェノミナン(1996年製作の映画)
3.7
たまには普通に良さそうな映画ということで見てみた。
映画を見始めたころに見たサタデーナイトフィーバー以来トラボルタは好き、笑
この人、絶妙な田舎くささみたいなのありますよね?笑

それはそうとして、90年代の良い話系アメリカ映画が大苦手やったんやけど、これはけっこー良かった!
まあひとえにトラボルタの田舎くさい良いやつさ具合が全てな気もするが、、

雑感としては、この映画から漂いまくるアメリカさを感じ入ったなあ〜!
自由と個人主義の国!って感じで、確かにそうなんやけど、その反面コミュニティ意識も強いんやなぁ、とか。
ブルーカラーから成るコミュニティの中で、その成員を逸脱するほどの能力を持ってしまった男にとって、果たして何が幸福なのだろうか?っていうテーマとして受けとりました😳
案の定、逆境に立たされた彼の理解者はホワイトカラーたる医者と、例外者としての唯一無二の友人の黒人の農夫ぐらいになってしまうわけで、、
それほどアメリカのブルーカラー層にとっては自分が生きるコミュニティ(とその秩序が乱されること)は重大事なんやなあ。

って考えたときに、あーゆー田舎町の人らが、もっと余裕がなくなったときにトランプ支持に回るのも頷けたというか、、笑

しかしまあ、最近難解な映画が多かっただけに、意味を読み取ったり、感じ取ろうとしなくていい映画の気楽さに驚いた笑
こーゆー素敵なお話を提供してくれる商業映画ってのも、明らかに一つの文化やなぁ、、と思いましたね😳
というよりはこの「汎素敵なお話」たる商業主義さ加減こそが、良くも悪くもアメリカの文化なんやなあ。
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