大名毎人

ゲゲゲの鬼太郎の大名毎人のネタバレレビュー・内容・結末

ゲゲゲの鬼太郎(2007年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

ゲゲゲの鬼太郎シリーズはもともと原作もアニメもそれなりに読み込んでいて中堅ファンを自負しているので、まあ面白かったらいいかな、くらいの気持ちで見たのですが……想像以上に楽しめました!
妖怪たちもディテールまで作り込まれているし(ねずみ男が爪まで汚いのが細かい!)ストーリーも笑える所も泣ける所もしっかりあって、最後はいい気分で見終わることができました。
個人的には空狐と配下たちの印象がかなり強くて「7割妖怪映画、3割ヤクザ映画」という感じでした(笑)
配役については賛否両論あるようですが、公開から年月が経っているのもあって自分の場合は比較的受け入れた状態であまり違和感なく見られました。特に鬼太郎に関しては、見た目こそ原作のイメージとギャップがありますが、内面はむしろ原作に寄せた部分もあると感じました。水木しげる先生が特典映像でおっしゃっていた「人間臭さが少ない」というのも、ハーフであるウエンツさんだからこそ出せた雰囲気かもしれないとも思いました。
オープニングの「ゲゲゲの鬼太郎」は誰が歌っているんだろう?と思いながら見ていたのですが、なんと小池徹平!ということで、ウエンツ瑛士を主演に据えたからこそのなかなかナイスな人選だと思いました。
エンディングもいかにも妖怪っぽい曲でもよかったかな〜とも思わないでもないですが、オープニングはいつもの曲だったしこれはこれでいいかな…といった印象ですね。
配役を受け入れられるかどうかが分かれ目だとは思いますが、それさえ気にならなければ見て損はないと思います。十分楽しめる作品でした!
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