よるこ

ラーメンガールのよるこのネタバレレビュー・内容・結末

ラーメンガール(2008年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

アメリカからはるばる追いかけた恋人にあっさり重いと振られたアビー。泣きながら食べた近所のラーメン屋の味に感銘を受け、押しかけ弟子に。だけど来る日も来る日も掃除やシゴキのような扱いを受け、負けそうになりながらも魂のこもったラーメンを作るため食らいつく。
頑固親父な西田敏行と頑固娘なブリタニー•マーフィーのなんか噛み合わない感じは、みんな演技は悪くないのに演出や脚本の微妙さと合間って残念な映画だった。

ほとんど日本人だし、ちゃんとロケだから、風景や人々の違和感はハリウッド映画の中の日本としてはあまり無いんだけど、頑固すぎて理不尽なステレオタイプな師匠や広すぎる部屋、あり得ない待遇の法律事務所、家賃の存在が謎の広すぎる元彼の部屋、そこに居座り続ける主人公、新しい彼氏の部屋に何故かある着物や浴衣、衛生面的に微妙な師匠、中華風音楽、変に神々しい師匠の母…跡継ぎの意味、頑張っているけれど、西田敏行の無駄使い。

書き出してみるとアビーが分かってないっていうより、作り手が全く分かってないんだなと思った。人情の機微が感じられないから、なんかいらっとくる、コメディともハートウォーミングとも言えない、雑なお話だった。
ブリタニー•マーフィーは可愛かったけど。
そして最後のトマトラーメン、もう魂って?
よるこ

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