アノ

夜の緋牡丹のアノのレビュー・感想・評価

夜の緋牡丹(1950年製作の映画)
1.8
月丘夢路のパート丸々いらんだろう。
W主人公にした意味は終盤、月丘の「あなたの人道主義の底が見えたのよ」でようやく意味ができるが、それで帳消しに出来るほど成功した構成でない。
そもそも月丘のパートがまるで面白くないのだけれど。

伊豆のドラマを構築できないクズぶりも薄ら寒いし、伊豆が救われて月丘が惨殺されるオチも納得しがたい(途中まで3人まとめて死ぬオチかと思ってドキドキしてたのに…)。
あの締めにするなら月丘はもっとヴァンプとして演出されるべきでしょう。

ただ、部屋で血みどろになって転がっている月丘と元教授の死体の画は良かったので0.3おまけ。
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