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ソウル・サーファーのMtDのレビュー・感想・評価

ソウル・サーファー(2011年製作の映画)
2.8
ティーンガールにビシビシ届きそうな作品。映画としては平凡なのだが、そうは言っても最後に大感動させられてしまうのがノンフィクションのずるいところ。
前半の青春映画やサメ映画的な、しかも陳腐な演出・音楽に対して、後半はスポーツ映画的になりかっこいいショットがどんどんつながる。
後半がよかっただけに前半とのちぐはぐさが残念にも思えるが、主人公ベサミーの受難前後と考えれば天真爛漫能天気な女の子を描く演出ととてつもなく大きな容赦のない人生の荒波に勇敢に立ち向かう人を描く演出は違って当然のこと。トータルで考えるとよく練られているかっこいい映画だった。
ただ欲を言えば、腕を失うときに流れる間抜けな「緊迫感を煽るBGM」だけはやめてほしかった。
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