2023-45
精神科医のネイサンは妻と娘と幸せに暮らしていたが、ある日強盗団に娘を誘拐される。娘を返す条件は、心に傷を負ったエリザベスという少女の記憶から6桁の番号を今日の午後5時までに聞き出すこと。エリザベスを苦しめる過去と、番号とは一体？ネイサンは娘を助けるために駆け回ることになる。
ウォール街でアカデミー賞を受賞してノリに乗っていた頃のマイケル・ダグラス主演作らしい。ウォール街で金の亡者を演じた時のギラついた演技とは全然違い、家族思いの精神科医を演じている。
ネタバレ↓
主格犯であるパトリックの目的は10年前仲間に奪われた宝石。その奪った仲間こそがエリザベスの父親で、彼はパトリックたちに宝石の在処を問い詰められた際に殺されている。しかし在処を吐かないまま死んだので隠し場所が分からず、墓の番号をエリザベスに思い出させることで、宝石を取り戻そうとしていた。
ここで疑問が2つ。
1つ目は、何故10年間もその宝石を求め続け、そこまでして取り返したいのか。2つ目は、何故エリザベスの父親は宝石を奪い隠したのか。これらが明かされないので謎が残りスッキリしない。正直明かされてたのかもしれないが、BSでは本編が少なくとも15分はカットされてたので分からない。この2つが分かれば筋が通ったのに～ってモヤモヤする。
原題は「Don't Say A Word」
電話でネイサンを脅迫するシーンでパトリックが言ったセリフの一部分だったような気が……。
ネイサンが敵と乱闘になっても、ただの精神科医で一般人だから容易くトドメを刺せないところが良かった。一般人なのに普通に殺すパターンよりリアリティがある。まぁ結局パトリックは殺したけど(笑)
悪役のショーン・ビーン、アイランドで見たことあるみたいだけどよく思い出せないな～。
エリザベスを演じたブリタニー・マーフィは32歳のときに心不全で死去。(彼女の夫も、その約5ヵ月後に肺炎と貧血により亡くなっている)
ジェシーを演じたスカイ・マッコール・バトシアクは、21歳のとき薬の過剰摂取で亡くなっている。
若くしてこの世を去ってしまうなんて悲しすぎる。
