ぽぽん

ニュー・シネマ・パラダイスのぽぽんのレビュー・感想・評価

4.3
観終わった後感情が込み上げてきて嗚咽しながら号泣。
トトとアルフレッドの男の友情というか師弟関係がもう親子のような存在だったんじゃないかな、まずそれが刺さった。
そしてトトの人生がまた…
幼い頃キラキラする目で愛した映写室。
青年期心から愛した美しい女性。
けども居場所がなくなってしまった苦悩。
アルフレッドに諭され街を出て30年の月日が流れ、仕事で成功を収めた(映画監督になってたらしい)けども、その目に輝きはなくて。
街を出る際見送られるアルフレッドに贈られた、「ここには戻るな。自分のすることを愛せ。かつて映写室を愛したように。」の厳しいけど愛のある言葉。
そしてアルフレッドが亡くなった後奥さんから譲り受けた缶。
中には幼い頃世間で禁じられていた(たぶん戦争の関係で←これ違うらしい、宗教の関係上みたい)映画で割愛命令うけたキスシーンの繋ぎ合わせ。
「フィルムはお前にやるから、俺が管理する」幼い頃約束したあのシーン。
アルフレッドは映画を愛していた。
映写室をフィルムを愛していた。
トトを愛していた。号泣。
時代は変わる。
けれど変わらないものも確かにある。

そして音楽がまた。
むしろこちらが聞きたくて見始めたこの作品。名作といわれど古いしなぁ思っていたけど、素晴らしい作品に出会えて感謝。
ぽぽん

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