シュンギク

海底軍艦のシュンギクのレビュー・感想・評価

海底軍艦(1963年製作の映画)
1.5
1963年製作の東宝特撮映画。

ミステリ調の前半から後半は轟天号VSムウ帝国という特撮映画に内容がシフト。前半で描いていたドラマや問題は完全に忘れ去られるという驚愕の展開。前半において、同じ内容を繰り返し説明したり、進まない会話の応酬を長々としたり、冗長なシーンが多く、とにかく脚本が整理されていない、洗練されてない印象を受ける。

後半の特撮シーンは轟天号突入や東京崩壊シーンは見所があったが、それ以外は正直古さ、安さが目立ち苦しい。マンダに関しても登場を引っ張っておきながらあれでは...。

大人数で描かれるムウ帝国の描写は伊福部昭の荘厳な音楽と合わせすごかったのだが、見所と呼べるシーンではなく、うーん。