海底軍艦の作品情報・感想・評価・動画配信

「海底軍艦」に投稿された感想・評価

これは佐原健二、平田昭彦、小林哲子、天本英世、マンダの五人からなるきたるべき東映戦隊ヒーローもののサキガケ。旧来の東宝特撮テイストはアガキのようにみえる。たしかにこの時期から円谷はあらゆるメディアあらゆるジャンルあらゆる特撮の可能性へとふみだしている。
BAC

BACの感想・評価

3.9
・神宮寺大佐「海底軍艦はムウ帝国撃滅のため出撃致します ! 」の宣言に続き、伊福部昭の音楽に乗って空を切り裂くように飛ぶ轟天号の高揚感。タイトルロールの主役メカと人間側の主役の鋼の意志が重なり、観客に「これはもう無敵 ! 」と思わせる瞬間。ムウ帝国があっさり負けるのもそりゃ当然。

・作品の魂を握ってる点で、神宮寺大佐は東宝特撮映画の中で「ゴジラ」の芹沢博士と肩を並べる存在と思う。

・雑誌「ムー」的な世界観はフィクションにおけるロマンだな。敗戦経験もさらっと題材に取り入れ空想科学冒険映画の快作になった。

・気の強いムウ帝国女王が魅力的。赤い髪をしてるけど不思議にコスプレ的な違和感がない。ラストも印象的。高慢さの果てに祖国に破壊をもたらせてしまい、「宇宙戦艦ヤマト」のデスラーの祖先だな。

・三原山から現れるムウ帝国戦闘機。妙にリアル。二本立て興行で一本を90分ほどでまとめる制約はあったんだろうけど、あと10分長くして海底軍艦との空中戦を見たかったぞ。

・本作以降、日本の特撮はほぼ怪獣物とTVのヒーロー物に収斂していくわけで(同時に一般的に子供向けという枠に囚われてしまったわけで)、そこは本作の出来とは別にちょっと残念に思う。
空想科学、特撮、特技、偉大な先人たちの作品です。
ムウ帝国の思想主義へ挑む旧日本海軍という構図が考えさせられます。

轟天号!何故、轟天号!
efn

efnの感想・評価

3.9
 何をするにしても段取りを組んでいるのが良い。発進するにも各部点検の点呼、いちいちドックから浸水部に移動して水入れて、やっと発進。飛行機のように離陸すればいい、とも考えることはできるが、潜水艦である以上は、あるいは組織の持ち物である以上はそうせねばならないのだ、という軍隊ならではの説得力がある。海底に潜る際も潜水服を着たあとで水を入れて減圧しているし、飽和潜水について何か発展があったのだろうか。
 台詞も軍隊臭さ、段取り重視の役所仕草が充実していて、田島義文がそれを体現している。初台詞の「認識番号」から敬礼までの流れるような、それでいてきっちり型にはまった動作が素晴らしい。
 伊福部昭についてはもう何も語るまい。偉大だ。
東宝の特撮作品のなかで、怪獣を主役としない数少ない作品。「主役」はタイトルともなっている海底軍艦の「轟天号」。1963年の作品だが、当時、この轟天号がとてもカッコ良く怪獣マニアだった少年の目にも映った。怪竜マンダという巨大な海蛇のような「怪獣」は出てくるが(この頭の部分が、後のキングギドラになったと思われる)、あくまでもこの轟天号が、海に沈んだムー帝国の人間たちと戦うというのが、この作品の見せ場なのかもしれない。

轟天号のフォルムは、宇宙戦艦ヤマトあたりに引き継がれているかもしれない(というか、明らかにこの海底軍艦の影響が「ヤマト」にはあると思う)。公開当時は、あまりストーリーなど頭に入らなかったが、いま再観賞すると、案外、練られた脚本(関沢新一)であることに気づく。原作は日本のSF作家の草分けと言われる押川春浪。1900年から1907年に書かれた「海底軍艦」シリーズが元になっているというが、ほとんど「創作」に近いとも言われている。監督は「ゴジラ」など一連の東宝の怪獣ものを手がけた本多猪四郎。この当時の監督作品には、同じく怪獣がまったく登場しない「マタンゴ」(1963年)という、門外不出の幻のホラー作品もある。
MiYA

MiYAの感想・評価

3.3
ムー帝国が戦争を仕掛けてきて、日本の帝国軍人が20年間隠していた秘密兵器で迎え撃つという、実にアブない内容の映画でした。ムー帝国は科学技術が発展しているのに半裸だったり、スパイの正体が最初からバレバレだったりと、杜撰な設定目立ちますが、ネタ映画としてのレベルは最高にです。

潜水艦の轟天号も凄い、ドリルで岩を砕いたかと思えば、空を飛ぶ。そしてムー帝国にも圧勝。小学生男子の心の琴線にはバシバシ触れますが、大人の目から見るとどうも…。
深夜 港で撮影を行っていたカメラマンの旗中と西部は、身体から蒸気を巻き上げ、海から上がってくる謎の人物を目撃する
驚いた声とカメラのフラッシュに気付いた謎の人物は海へと逃げ帰るが、そこに何故かタクシーがやって来て海の中へと転落してしまう
翌朝 海へ沈んだタクシーが引き上げられ、警察の伊藤刑事らによる調査が行われる
タクシーは盗まれたもので、運転手が土木技師である進藤を待っていたところ、突然首を絞められ、昏倒した隙に奪われたという
進藤もその際に誘拐されたと考えられたが、海中からは誰の死体も見つかることは無かった
奇妙な事件に誰もが首を捻っていると、旗中と西部が、謎の人物を目撃したことを伝える
その身体から蒸気が出ていた点は、タクシー運転手が首を絞められた際にその手が異常なほど熱かったという証言と合致していた
話を終えた旗中と西部は、偶然にも埠頭に着港した船から降りてくる美女を見かけ、被写体としてスカウトしようと考える
その後 事務所に戻った2人の元に再び伊藤刑事が現れ、土木技師が連れ去られる事件が他にも発生したことを伝えると、突然の地震に見舞われるのだった
その頃 “光圀海運”の専務楠見の元に、雑誌記者の海野という男が現れる
海野は楠見が大戦時に海軍の技術少将だったことを指摘し、当時 国民の目に触れず消えた“伊四百型潜水艦”について尋ねる
フィクションだと笑う楠見に対し、海野は死んだはずの伊四百型潜水艦の艦長 神宮司大佐が生きているという情報があることを明かす
海野を追い返した後、その話を聞いていた秘書の真琴は心配の声を口にする
彼女は神宮司大佐の娘であり、戦地へ赴く前 楠見に託されたのだった
その後 車に乗り込んだ楠見と真琴は、突然 運転手に海岸へと連れ去られてしまう
そこへ偶然にも、埠頭で見かけた美女が真琴であると突き止めた旗中と西部が車を追って現れる
邪魔をされた運転手は自らをムウ帝国工作員23号と名乗り、楠見と真琴を伝説の“ムウ帝国”へと連れて行くつもりだという
身体から高熱を発し海の向こうから次々と仲間を呼び寄せようとする23号に対し、一瞬の隙を突いた旗中は、楠見と協力して激闘の末 23号を撃退する
後日 一行がその事件を伊藤刑事に報告していると、23号から1本のフィルムが楠見宛に届く
その内容とは神宮司大佐が密かに建造している“海底軍艦”の建造中止をするよう命令するとともに、全世界に対するムウ帝国の宣戦布告であり・・・



東宝製作のSF特撮映画
押川春浪の『海島冐險奇譚 海底軍艦』を原作とする(といってもほぼ改変されてるので原案レベル)

海底にあるムウ帝国の侵略を防ぐため、秘密裏に建造されていた海底軍艦 “轟天号”で立ち向かうという少年心をくすぐられるストーリー
そんな快活なストーリーとは裏腹に、主人公らは特に軍人というわけでもなかったり、肝心の神宮司大佐が轟天号を大日本帝国海軍再建のために使おうとしていたりとドラマを生む設定も多い
第二次大戦時のまま生きている神宮司大佐に平和の願いが届くのかというのは、反戦というテーマに則ったものだし、ラストのムウ帝国が迎える末路も、まるで第二次大戦時の大日本帝国のようにも見えて物悲しいところがある

もちろんエンタメ要素もしっかりしていて、ムウ帝国との攻防にスパイ映画のような展開も楽しい
そして何より轟天号の活躍!
先端にドリルが付いたメチャクソかっこいいデザインの轟天号が超兵器で敵をなぎ倒す!
何か設定共々『海底2万マイル』のノーチラス号を彷彿とさせるけど、海底軍艦のくせに空まで飛べる!っょぃ
また劇中では観られないものの、設定ではキャタピラが生えて地上も走破できる!っょぃ

更にムウ帝国の守護竜“マンダ”という怪獣まで登場!何で?東宝だし
デカい龍みたいな怪獣でシンプルながらファンタジー感あって好き
モスラみたいに現地人に崇められてる怪獣で、割と勿体ぶって出てくる割には退場は早め
轟天号が強すぎたんじゃ・・・
この対決は『ゴジラ FINAL WARS』や、小説『GODZILLA 怪獣黙示録』でも見られる
結果はお察し

そんな感じで轟天号もバリエーションがあるんだけど、有名なよりカッコよさに磨きがかかった『ゴジラ FINAL WARS』の新・轟天号、『惑星大戦争』の宇宙進出した宇宙防衛艦「轟天」、アニメーションOVA『新海底軍艦』やその続編となる漫画作品『新海底軍艦 巨鋼のドラゴンフォース』では世界各国の海底軍艦も登場
そして近年ファンを驚かせたのは『劇場版 超星艦隊セイザーX 戦え!星の戦士たち』にて登場した“迎撃戦艦 轟天号”では、何と人間型に変形までする
どこまで夢を与えてくれるんだ・・・!

そんなわけで、エンタメ性に加えてドラマもふんだんに盛り込んだ名作なので、皆も観ましょう
ユズリ

ユズリの感想・評価

3.5
敵が弱すぎて涙を禁じ得ない。上裸の部族が圧倒的近代科学力を前にして、なんと槍で対抗しようとして案の定なす術なく民族皆殺しの目にあう姿はどちらが敵かを忘れさせる
ランチタイムは力を抜いて気まぐれに。
こんちはにっきい、お昼ですよ。

あの有名過ぎる見た目の海底軍艦(潜水艦)轟天号の出てくる映画。
多分映画本編見るのは初めて。

古い作品なので顔は知ってるんだけど名前は分からない有名な人がいっぱい出てました。
ヒロイン藤山陽子さんは引退が1967年なので全然知らない人ですが、なかなか美人。
しかもスタイルも良いんですが…、舌ったらずの喋り方で演技は大根…。

コレ、なんだか脚本が変。
主役カメラマンなのに秘書がいて「先生」って呼ばしてるし、一般人の尋ね人の事を刑事みたいに「ホシ」と呼ぶし、襲われたら平気で発砲するし、爆発物かも知れないと言いながら、皆んなの前で何の装備もしてない白衣着たおっさんが普通に小包開くし…、とまあ、常時こんな感じ。

かつて世界を支配していたムウ帝国。
一夜にして海に沈んだはずなのに、実は海底で新たな帝国を築いていた。
ムウ帝国人は再び地上を支配するために世界各地に工作員を送り込んで誘拐や破壊工作を繰り返していた。
その頃旧日本海軍神宮寺大佐は秘密裏に海底軍艦を建造して、再び日本が世界の覇者になる為の準備をしていた、って話し。

もうね、ホンマにツッコミどころしかない。
警察にカメラマンや雑誌記者が平気で出入りして、一緒になって捜査してるし、旧日本海軍の秘密基地で轟天号作ってるのも一緒に見てるし…、どんだけ一般人に秘密漏らしてるねん。

何やかやでせっかく神宮寺大佐見つけて轟天号見つけたのに、神宮寺大佐は戦争の為に轟天号作ったからムウ帝国とは闘わない、とか訳分からん事言い続ける。
ムウ帝国人も盆踊りと小学生の組体操混ぜたようなヘンテコな踊りの宴やってる。
コイツら本気で世界征服しようと思ってるんか?

ムウ帝国の本格的侵攻が始まってやっとやる気になった神宮寺大佐。
ここまで1時間以上…なげぇわ!

ムウ帝国の科学力とんでもねぇ!
ビーム兵器持ってる!?
しかもマンダって言う全長150m、体重3万tの巨大龍が守り神としている?
海底軍艦1隻に何ビビってんねん?
まあ轟天号も万能過ぎるけど。
1万mぐらいまで潜航出来てドリルで掘削して、さらに空まで飛ぶ(笑)
そうそうこっちも冷線砲って言う冷凍ビーム出してたな(笑)

マンダとか轟天号とか、もっと活躍してほしかった…。
マンダと轟天号の闘いも深海だから暗くてよく分からんし、迫力不足やった。
ぺい

ぺいの感想・評価

2.8
Amazon primeでつい鑑賞

ハマらない

設定も

特撮も

ムーのダンスシーンとかも 笑





ちょっとがっかり


ゴジラっぽい
音楽は好き
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