MoscatoBianco

ピストルと少年のMoscatoBiancoのレビュー・感想・評価

ピストルと少年(1990年製作の映画)
1.5
実の○探しシリーズ。今回の○は姉。

顔も名前すら知らない姉がいるとわかった瞬間、人生を棒に振ってでも会いに行こうとする弟の話です。
拳銃強盗で必要経費を工面するわ、銃で脅して警察官に道案内させるわ、いくら映画とはいえもう無茶苦茶です。
姉といってもほぼ他人ですやん。

あまりにも無茶苦茶でいったん観る気が失せました。それでも最後まで観たのは、姉役のクロチルド・クロさん見たさです。
まだ21歳でしたがお綺麗です。ミニスカだし。今は高貴なお方となられています。この映画がデビューでした。

とは言え、この姉も無茶苦茶です。姉に会いたいという動機にさえ問題無ければ、強盗しようが銃を撃とうが見逃すのがマトモな警官、逮捕するような警官は人でなし、みたいなお考えです。
とても法治国家とは思えません。

ラストで主人公の弟が夢を語ります。
夢を実現するための手段は無く、生活の基盤すら自分でブチ壊しておいて、願うだけで夢が叶うとでも思っているんでしょうか。相手の都合も念頭にありません。
で、叶うわけはないので、他人や世間や自分の環境を呪う典型的なダメ人間と思いました。
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