YukaSakamoto

ビフォア・サンセットのYukaSakamotoのレビュー・感想・評価

ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)
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わたしは前作よりも好きかもしれない。今回の舞台はパリ。やっぱり最初から最後まで会話劇なのだけど、よりリアルで、 一緒にいられる時間が短くて。9年経って二人が現実的になった部分もあれば変わっていない部分もあって、それが会話や行動の所々に散りばめられている気がした。出だし、書店からカフェまで歩き出すシーンで、ジェシーがさりげなく道路側に移動してあげるところとか、ウィーンに行かなかったと嘘をつく(けど結局ばれちゃう)ところとか、そういう優しさの描き方もリアル。そして二人とも心の内を明かしていない部分があって、みている側に想像させるのが会話劇ならではの魅力かなと思いました。ラストも、どうとでもとれる終わり方…!連絡先交換したのかなとか、また会う約束したのかなとか、空港間に合ったのかな(それとももっと一緒にいたくなって便を変更するのかな)とか…この終わり方がとても好き。
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