マジですげーな、暑き男たちのヒト季節。雪山急流でのアクションから、凍結湖へのダイブ、脚立、極端に高い竹馬、高層ビル、水中アクション、そして水族館の崩壊からの水流アクション。これ本当に一本の映画? 2本分ぐらい満足した。そして映画にかける熱量がすごい。フィルムが安いのかトリミングがすごいのかノイズがあったり、露出がアレ?ってところがあったり、なんか暑い男たちの必死の仕事って感じがする。妙に元気づけられる。おれはなにをやっているんだろう。彼らの仕事ぐらい丹精込めているだろうか。香港映画をみると「こんな映画表現もありなのか」と驚かされる。もうこの映画が存在するだけでこの地球は満点だ。
20年前にこの映画をたまたま金曜ロードショーで見かけてよかった。20年越しにタイトルを調べて、視聴できたよ。劇場で観れた人はラッキーだったね。あああああああ、映画体験ってこうでなくっちゃ。
もう、こんな素敵な映画をフィルムで撮影されることはこの地球において未来永劫ないんだろうな。
ただ、それだけが寂しい。