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春のソナタのMのレビュー・感想・評価

春のソナタ(1989年製作の映画)
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認められない目鼻の騒めきと、庭の河津桜の色づき、ミモザの黄色、殊に夜間の行動時間の増加が、季節の移ろいを知らせている。何かの終わりと始まり。あらゆる動悸と戸惑い。この時期特有の不安定な心体と人間関係、そういったもの全てを、束の間、ロメールの会話劇に没頭して忘れる。
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