YP子

フェイス/オフのYP子のレビュー・感想・評価

フェイス/オフ(1997年製作の映画)
4.6
エイドリアン・ライン版「lolita」のレンタルDVDが無くて困る!っていうTweetでフォロワーさんとやりとりしてたら、「ドミニク・スウェインが出てる、フェイス/オフ面白いよ」って教えてくれて観てみたら...
ちょっと!私の中である種No.1アクター、ニコラス・ケイジと、これまた大好きなジョン・トラヴォルタがW主演ではありませんか!
面白くないわけがないです。


1997年制作。
アメリカに進出したジョン・ウー監督の出世作。

有名なテロリスト、キャスター・トロイ(ニコラス・ケイジ)。
FBI捜査官、ショーン・アーチャー(ジョン・トラヴォルタ)。

アーチャーは射手座、キャスターとポラックス(キャスターの弟役はこれ)は双子座の兄弟の名前で12星座に由来しているんだって!


いやはや、面白かった!!
そうそう。これこれ!こういうニコラスが好きなのよ!わたしは。
神父様に成りすましたキャスターが爆弾を仕掛けて神々しく踊り出す。BGMはヘンデルのハレルヤ。そしてハレルヤを熱唱する合唱団の前に爆弾仕掛け終わったルンルンのキャスターは現れ、ヘッドロール(笑)で、合唱団のかわいこちゃんをナンパ(笑)
もうこのシーン好きすぎる!!
これ系の事やらせたら、右に出るものはいないくらい好き。ニコラス。

まぁ、この映画は途中からキャスターとショーンが入れ替わっちゃうから「ショーン・アーチャーのニコラス」より「キャスター・トロイのニコラス」は時間短い。そこだけが残念。

だけど、ジョン・ウー監督はニコラスとジョントラヴォルタにお互いの演技の映像見せて研究して!って2人に言って研究したみたいだから、「キャスター・トロイのジョン・トラヴォルタ」はニコラスっぽくてぶっとんでてよかった!


ニコラス・ケイジもジョン・トラヴォルタも、私生活もぶっとんでる2人だから似たものを感じるよね。ほんとナイスキャスティング!
この2人のアクションシーンとか、豪華すぎてもうたまらない。

サーシャの兄のディートリヒがこれまたかっこいいったら。もう。
サーシャは美しいし。

FBIとテロリスト集団の抗争は迫力があってすごかった!
BGMは「Over the Rainbow」。ちょっとキックアスとかキングスマンを彷彿とさせる。
最後の教会での銃撃戦もキングスマンを思い出した。
そういえば、ジョン・ウー監督の映画で戦闘中に飛ぶ白い鳩って、『空中を白い鳩が舞う=銃撃戦が始まる』という意味らしい。「平和」の意味を込めて。


もうとにかく言えることは、キャスター・トロイがクズ中のクズってこと!
(それをニコラスが演じてるってとこがもう本当に最高)
だけど、かっこいいディートリヒやサーシャたちキャスターの仲間は義理堅くいい奴ばっかだったね!キャスターはまわりに恵まれていたんだね。


この映画は設定とか、細かな事がちょっと無理ある感は否めないけどそんなことはどうだっていいんです。
ニコラスとトラヴォルタのあの演技あってこそ!
どっちのクズ男演技も最高によかった。
こういうの大好きなんだよね。こういう狂ったぶっとんだ人。


でもニコラスが好きだからどうしてもキャスター・トロイを応援してしまっていた(笑)
ごめんよショーン。

そして、観たかったロリータ、ドミニク・スウェイン。
すごく成長してた!相変わらずかわいい。ぶっとんだ高校生役だったね!マスカラをマジックで顔に直書き(笑)ちょっとわらっちゃった。

あと、音楽も良かった!
この前に観た「アイ アム サム」と同じく音楽はジョン・パウエルだった!あら。偶然!


あー、面白かった!
ニコラス、最高。
トラボルタ、最高。
YP子

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