『! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』
『‼ 史上最悪の二日酔い、国境を超える』
『!!! 最後の反省会』
こんなサブタイの付いた3本のDVDが棚に並んでれば手に取ってしまう(笑）
このサブタイの並び方自体一種のストーリー。
日々のストレスも蓄積してたし笑いたいと思って借りました。邦題にやられた。
なにも考えずに見られて笑える下品でハイセンスなバカ映画。
下ネタ多くて最初は戸惑ったけど何故か笑える台詞回しとストーリーの突然展開にすっかり魅入られてたのでそんなに気にならなかった。
独身最後のパーティーに羽目を外しすぎて気づいたら部屋に鶏と虎がいて、前歯欠けてて、見知らぬ誰かと結婚してて……でも二日酔いで経緯が分からないというバカっぷり。
些細なシーンでもなぜか面白おかしくて笑ってしまいます。
クルマにもたれて座り込むアランとか、ただ座ってるだけなのに笑ってしまった。
キャスティング、演技、台詞回し、空気の作り方、構図全てが上手なんだろうと思いました。
一歩間違えたら寒いノリで駄作になりかねないくらいギリギリのところで上手に演出していて、意味も何もないバカ映画なのに監督達に感嘆の声を上げてしまいました。
私の中で笑える映画というのはそれだけ作る難易度の高い映画ジャンルのイメージです。
大事なベンツの室内が傷ついた件で「でも外は傷ついてない」と明るく話した直後車に激突される所なんかよくある展開ながらも本当におかしくて……！
続編も見たくなりました。
なにも見ずただ笑いたい時には本当にうってつけの映画です。
