プライア

幸福のプライアのネタバレレビュー・内容・結末

幸福(1981年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

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本屋で突然銃を乱射した奴がいて、店内にいた3人が死亡。
うち1人は女性で、管轄の刑事永島の婚約者だった。

刑事らと検事の水谷は捜査を始める。
女性についても色々と調べ、永島も知らなかった事実が色々と明らかに。
が、結局は女性はただの巻き添えだった事が判明。

殺された1人に金を借りてた奴が犯人だった。
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うーん、これは何を言いたい映画だったのだろう?
典型的なサスペンスという感じはしない。犯人があり得なさ過ぎやから。

結局上記のように女性は偶然巻き込まれただけやったわけで、
それまでの捜査は、犯人の検挙という意味では全てが無駄。
犯人は最後の15分になって急に登場する人物やし(場)

なのでテーマはおそらく家族という事なんだと思う。
水谷には子供2人を置いて突然家を出て行った別居中の妻がいる。
被害者女性も父親との間に溝を抱えていた人物だった。

でも最後、突然犯人の名前が挙がり、すぐに身柄を確保できたが、
それで終わりで、水谷が家族の絆を取り戻すようなシーンはない。
何か全てが中途半端で終わったような印象やったなあ。

まあ昭和の古き良き時代の日本を見られただけでもええねんけどね。
あとウケたのは「関西ではそば屋の事をうどん屋と言う場合がある」って事。
言わねーよ(場)、しかもそれによってダイイングメッセージが解明されるし(場)

今は単なるおっさんの水谷やが、昔は格好良かったんやなって嫁が言ってた。
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