2020/05/22
監督 クリストフ・ガンズ
サミュエル・ル・ビアン
ヴァンサン・カッセル
モニカ・ベルッチ
【狼か、悪魔の化身か?】
18世紀にフランスで実際に発生したと言われる、謎の獣による殺戮伝説をもとに、獣の正体を暴こうとする騎士達の壮絶な戦いと恐るべき事件の真相を描くアクションスリラー。
V・カッセルでもう一本。
"ジェヴォーダンの獣"というなんともカッコいいタイトルとポスターやチラシのデザインから期待せずににはいられない作品。
罠を張り、追い詰め、捕らえようとするが予想を超える獣の力に翻弄される主人公達、獣の造形がど迫力。
モンスター退治ものと思いきや、ロマンスあり、そして二転三転するストーリー展開に手に汗握る。
不気味な貴族役の青白いV・カッセル、妖艶な謎の美女M・ベルッチも良かったが、個人的には、中盤に無双の力を見せる現地戦士のマニが記憶に残る。
最近ではジョン・ウィック3作目の寿司屋マスターの暗殺者だったあの人と知って驚いた。
クライマックスの激闘は突っ込み処満載だが、頭を空っぽにしてみるべき一本。
良作です。
鑑賞日2003年頃 DVDにて