このレビューはネタバレを含みます
初の股旅物。なるほど。
見て感じた「股旅物とは」
・暴力に嫌気がさしていながらも、(女を救うため等の)諸事情により闘争に向かっていかざるを得ない。しかしラストでは刀を棄てる。
・途中女といい感じになるも、ヤクザなのにプラトニックを貫く。
・義理堅くないように見えて、義理堅い。
血が凄かったな。真っ赤で、ちょっととろみがある感じ?何を使ったんだろう。
事あるごとに流血表現を強調して(画面が真っ赤になるとか)、時次郎の戦闘への忌避感に観客が共感しやすいようにしたとか?
best shot
ラストの、時次郎を斜め上から見上げる画角。子供の目線というわけではない。
かっこよかった。現代っぽさを感じた。
2021.81
原作 長谷川伸
撮影 古谷伸
美術 井川徳道
音楽 斉藤一郎
擬斗 足立伶二郎