楽観的な股旅の予感は仲間の死によって呆気なく終わり、夫を殺した男=仇と知りながら共に生き、愛してしまう加藤泰らしい時代劇が展開される。
斬り合いを後景化してしまう萬谷錦之介の横顔はいつも通り印象的…
加藤泰監督の観る
時次郎は相棒の朝吉と共に気
ままな旅続ける。一宿一飯の
世話なった一家で助っ人頼ま
れる時次郎は断るが朝吉は
脚本 鈴木尚之/掛礼昌裕
長谷川伸原作戯曲の8度目の映画化
戯曲…
どこにカメラ置いて撮ってんだよってぐらいのロングショットの連発で面白い。正直本筋が辛気臭すぎて渥美清との旅がもっと観たかったんだけど、タイムジャンプからの再会は泣いた。モブの「やくざが虫けらなら、百…
>>続きを読む東映の股旅もので、中村錦之助と渥美清が共演。
時次郎(中村錦之助)にくっ付いて離れない朝吉(渥美清)だったが、世話になった一家の出入りに巻き込まれてしまう。
一人になった時次郎だったが、再びトラブル…
一宿一飯の義理で殺した相手が旅の途次で知り合った母子の夫で、その夫に代わって母子の面倒を見るという、男の願望を煮詰めたようなストーリーで、やっぱり男のロマンをくすぐられてしまうんです。ヤクザ稼業の不…
>>続きを読む加藤泰らしさしかなかったけど、すぐ出てきた人物のアップをとっても観客としては何も感じ取れないというのが正直なところ。多分もっと尺使えばさらに加藤泰の思い通りにいけたけど90分に納めなきゃいけない的な…
>>続きを読む寝転びながら鼻ほじって観ていたのだが、序盤の血飛沫で「おっ、おもしろい」と鼻ほじる手を止め、その後渥美清が消えたときは「只事ではない」と起き上がりその後は夢中で観た。女を失った主人公の心情を吐露する…
>>続きを読む©東映