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バットマン フォーエヴァーのaktmoviesのレビュー・感想・評価

3.4
『バットマン・フォーエバー』(1995)
原題:Batman Forever
監督:ジョエル・シュマッカー

前2作に引き続き久しぶりに鑑賞。
製作に名前を連ねているもののティム・バートンが監督から降りているからか、前2作にあったゴッサムシティーの独特な雰囲気が薄まり、「普通」の地味なヒーロー映画になってしまっている。
ヴィランを演じたトミー・リー・ジョーンズとジム・キャリーの2人は素晴らしかったが、彼らのインパクトがあまりに大きすぎてバットマンとロビンが全く目立たず。ヴァル・キルマー演じるバットマンが主演とは言い難いほど地味なためか、なかなか作品世界にも入り込めなかった。相手役のニコール・キッドマンも本作にはあまり合っているとは思えない。
前作ではバットマンの魅力を引き立てる存在でもあったキャットウーマンをなぜ登場させなかったのか。やはりロビンには荷が重い。

豪華キャストを集め派手さを売りにするのであれば、バットマン陣営ももっと魅力的に描いてほしかった。
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