バートロー

空手バカ一代のバートローのレビュー・感想・評価

空手バカ一代(1977年製作の映画)
3.9
劇中「力のない正義は無力、正義のない力は暴力だ」的な決め台詞があったけど、物語は自分の最強を試したい空手家のエゴ塊行為そのものみたいなバイオレンス道場破りから始まる。「実在の人物による実話を基にしたノンフィクション」こと梶原一騎原作マンガを千葉真一主演で実写化した訳の分からない構造になっているが、要はイップマンシリーズと同じ、つまり全部実話?と行ってもいいのかもしれない。返還前の沖縄が舞台になる辺りから東映ヤクザ映画っぽさも漂うがそこは千葉真一の空手映画なのでもちろんアクションが見物。タイトルロール、対異種格闘技戦、ラストバトルそれぞれ違ったステージで繰り広げられるのが楽しい。YouTubeのTOEI Xstream theaterにて。RIP。