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天安門、恋人たちのSHのネタバレレビュー・内容・結末

天安門、恋人たち(2006年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

タイトルはなぜ天安門なのか。そもそも天安門がこの作品の中でそこまで重要な存在ではないように感じます。何かしら関係があったとしても、それは監督の説明不足だろう。パッケージと中身がまったく違うじゃん!という騙されたのような気持ちになった。
主人公も、そういう人がたくさんいたんだろうなという漠然とした思い(というか全くの空想)がありつつも……なんでこんなことしてんのか、なんでこんなことになってんのか、いちいち理解不能です。国際的に激動の時代ではあったけれど、主人公のメンヘラは時代と関係ないやろう……主人公の女性2人が特殊な存在としか思えず、まったく感情移入できないまま(というより完全に引いてた)物語が終わってしまいました。
一応中国で生まれ育ったので中国のことはある程度わかっていたつもりだが……文化も歴史も何もかもわからない国の映画を見ているようでした。
ただ、監督が最初からそういう意味わからん人の意味わからん物語を描こうとしてたら、大成功と言えるでしょう。好みの問題なので。

86本目
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