俳優のひとたちがすごく自然体で、演技をしているようにみえなくて、それにひとつひとつが長回しだからかカメラなんて存在しないんじゃないかって思った。
でも時々カメラが、自由に動き回るひとたちを逃さないようにと素早く追っていく様子があってはっとして面白かった。
川の水を掬っているところとか。
そして美しく印象に残るような映像がたくさんあって良かった。
やはりラストのショットが1番印象的。
音も環境音が結構大きくて、バイクの音とかがセリフと被っててもそのまま使っていたりしていいなと思った。
そこに出てくるひとたちと実行犯たちとの距離や、それぞれとの距離とか、みんながどこにぶつけたらいいのかわからない感情を持て余してつらいことがよくみえた。
