誠実さを感じさせる西部劇。
西部劇が苦手な僕でも、この作品はわかりやすく、楽しむことができました。
水争いを中心とした二つの家族の確執と、誠実さで争いを終わらせようとする男の姿という構図が、わかりやすく描かれているせいでしょうね。
結構長尺なのですが、飽きることなく、最後まで見られました。
主役の、東部から来た誠実な青年を『アラバマ物語』の真面目男=グレゴリー・ペックが演じているのも良いのかもしれません。
西部劇の売り物のガン・ファイトもそんなにないし、荒くれた男らしさを売り物にしているわけでもありません。
もうひとつのアメリカの良さ、「誠実に生きること」を前面に出していることが僕には受けたんでしょうね。
一般的には変則的な西部劇として、そして、大作の割に興行的には大コケした作品として評価されているとのこと。
だから僕には楽しめたのかな。
やっぱり本格的な西部劇は苦手なのかもしれないということを思い知らされました。
テーマ音楽はいいですよね。
まさに「大いなる西部」、広大さを感じさせてくれます。
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