なつみ

ウェンディ&ルーシーのなつみのレビュー・感想・評価

ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)
3.2
アメリカは移動の国である。
ピューリタンが約束の土地を求めて西へ西へと渡ったように、ウェンディは(見つかる保証もない)職を探してアラスカに向かうわけだけど車が故障してしまい、手持ちのお金も尽き、正にどん詰まり状態。経営破綻で停滞していた当時のアメリカの姿そのもの。
それでも最後に貨物列車が動き出す=再出発するわけですね。どんなに最悪な状況であっても、前に進まなければ道はない。
ざっくり言うとそんな感じの映画です。