転んで、社会の隙間に落ち込んでしまうところ。ボタンを一つかけ間違っただけで、受け止めてくれる皿もなく。綺麗事を宣う割に、外れたレールへ戻る手段もなく。かく冷酷なりき…
とことん赤・黄を排した画面作…
すでにイエガネーゼ(死語)のウェンディとその愛犬ルーシー。それまでの経緯は語られないが、絶対に直面したであろう大問題、それが貧困。
悲劇は貧困によって生まれ、その連鎖も貧困によって引き起こされる。…
うわぁ〜素晴らしい!
未だ35mmで撮ってるのか、グレインが目立つ映像。ぞくぞくする。
主人公は、歩いて歩いて、歩く。
近年の日本映画の無駄な【間】問題を解決してくれる。登場人物の動きには意味があ…
なんにもない街に住む人の見るからにお金ない旅人に対する反応の丁寧さと冷淡さがリアルすぎるし金ないときのやるせなさが本当に体験してる人でないと出せない感じでケリーライカートかなり好きだ リバーオブグラ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
犬を飼うからには責任が伴う。
十分な食事、運動、住環境を与えられること。
ルーシー目線だとまた違うストーリーになっていたかも?
ウェンディも何度かことばにしていたが全部わかっていたはず。
ルーシー…
初めてのケリー・ライカート監督作品。
描かれるのはアメリカの貧困。一度落ちると這い上がるチャンスさえ与えられない現実。
そのあまりの貧しさにケン・ローチ監督の「わたしは、ダニエル・ブレイク」を思い出…
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