人生のいくつかの場面で遭遇することになる、出口の見えない袋小路のような状況。ケリー・ライカートは、そうした状況や場面を、好んでモチーフにしているように感じる。
西部開拓史以来、移動することが1つの…
旅の映画とも見ることはできるが、距離を主題にしていない映画。
登場する人の背景や事情がそれぞれ違い、それが作品の奥行きを出してくれる。
偶然の連続で人生が作られていき、その時の選択がどんな結末を生む…
本当に現実のシーンを映画にしたような、作り物感が無いストーリーが大好き。
社会の非情さを実感し、一つのミスでどんどん悪い方向に進んでしまうが、小さな親切や手助けや慈悲が救いになり、僅かな光となる。そ…
『ミークス・カットオフ』を観た時にも感じたけれど、ケリー・ライカート監督とミシェル・ウィリアムズは本当に相性が良いと思う。
特別ではないどこにでもあるようなエピソードを描きながら唯一無二を感じさせ、…
話は想像以上に救いようがなくて、画も寂れた小さな街がずっと映っていて、鬱々とした雰囲気なのに目が離せなくて、改めてこの監督の作品が好きだなと思う。どんどん追い込まれて行くウェンディの表情がリアルで、…
>>続きを読むルースィーーーーーー!!!
ルーーーーーー!!!!!
の声が頭に残る。
エサ買えないなら犬飼うな、は正論なんだけど、常識的な考え方が必ずしもその人にとって正しいことじゃないことがあるよな。
罰…
一つの過ちがきっかけで自分の行動がすべて思い通りに行かず悪い方向に転がる際の苛立ち、先を見通すことができない不安感など、主人公の抱く焦燥感が画面を通してビシビシと伝わってくる映画でした。
自分にと…
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