タカシ

ウェンディ&ルーシーのタカシのレビュー・感想・評価

ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)
5.0
ロードムービーだけど一つの町に留まっているのが印象的。この映画の風景描写や環境音は実際にその町に居て、匂いや空気を感じている感覚になる。映像の質感も鬱屈とした色合いでウェンディの孤独や不安を煽る手助けをしているように思う。家やお金が無く、旅先で車を失ったり、万引きで捕まったりでルーシーを飼う資格が無いという考えが徐々に芽生えてきたウェンディ。ラストシーン、ルーシーへの愛情が深かったからこそ別れがかなりつらかった。
ウェンディはイッキーに薦められた工場で働けたのだろうか、いつの日かオレゴンに戻ってきてルーシーを抱きしめられたのだろうか。どちらにせよ幸せに暮らしててほしい。
ウィル・オールダムほんと綺麗な声してる。
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