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キング・オブ・アドのmuscleのレビュー・感想・評価

キング・オブ・アド(1991年製作の映画)
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解説者にクロードシャブロルは怠け者だからね、みたいなことしたり顔で書かれてるけど、『マルタの鷹』シミュラークルやりながら印象的な鏡と分断のカットをやっていて作家性の痕跡しかない。他のCMにしても、1秒でどの監督かわかりやすいから逆にウソくさくて笑ってしまう。ただ下品なモッキー、パレードなフェリーニ、靴が機械と融合していくクローネンバーグ、いつものおかっぱ彩度高めのリュックベッソン。ゴンドリーの日本で撮った奴がタイムラプスっぽく撮ったのを人物だけループさせて、進ませていくアニメーションなやつで手間暇かかってておもろい。ゴンドリーこのままロトスコアニメやってくれれば…。ゴダールがスケボーキッズ撮ってて笑った。画質が全部悪くていい感じ。この頃のCMはカネかけてなんかしようとしてて偉いなって思った。いまのCMは踊ったり、プロジェクションマッピングだったりで一辺倒で何かを作ったり破壊したりしてないから、景気良すぎる攻めたCM浴びまくると少し寂しくなってしまう。
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