muscleさんの映画レビュー・感想・評価

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コンテイジョン(2011年製作の映画)

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今更見た。ファーストカットの距離感とこのテイクの感じがソダーバーグすぎてマジで感動していた。
最後娘が階段を降りてくる時に、レンズ内の乱反射してるノイズをそのまま残しててえ!?って声出た。iPhone
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J・MOVIE・WARS ワイルドサイド(1993年製作の映画)

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本気具合が尋常じゃない。一話目の時間と場所の違い切り返し! そしてバスの爆走。

J・MOVIE・WARS 来たことある初めての道(1993年製作の映画)

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山川直人の映画って自主映画あるあるを詰め込んだような青臭さにこちらが恥ずかしくなるんですが、むしろ自分の映画サークル時代とか、過去のすべてを思い出せるって意味で貴重な気がしてきた。
庵野秀明の自主映画
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ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

1.0

元が三幕構成もへったくれもない無茶苦茶な話だからなのだけど、流石に無内容。エンドロールのダンスも寒すぎる。ずっと商業的でも芸術的でも、インスタ映え的なものでもない滑り散らかした映像が続いてしんどかった>>続きを読む

メフィストの誘い(1995年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

足音と同期した編集カッコいいなって思っていたりもした冒頭10分で止めました。
あまりにも画面が真っ暗だったから。恐るべしアップリンクDVD。そもそも収録サイズもなんか四方の角が丸くてわけわかんない楕円
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追憶の森(2015年製作の映画)

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清々しい樹海の森嘘うんちくの嵐と割り切り海外撮影。『ジェリー』でやらなかった全てをやっているからこそ全然愛せる。ベタなんだけど夫婦すれ違い描写が妙に良い。信仰告白に結びつかない焚き火とぷらぷらうろつく>>続きを読む

コスメティック・ウォー わたしたちがbossよ!(2020年製作の映画)

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まさかのギリギリ百合映画。主人公たちと対峙する陥れようとする悪役の彼女の過去が魅力的すぎて、そっちを掘り下げて欲しかった。間違いなくミゲル・アルテタが撮るような映画ではないが…。

クワイエット・プレイス:DAY 1(2024年製作の映画)

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アイアムアレジェンドのリメイクというか、終末世界ものとしてのポップさが凄すぎて萌えアニメかと思った。場所のディテールが凄すぎて、こういうの知っている場所だったら全部興奮できるのかな。繰り返しのラスト。>>続きを読む

キング・オブ・エスケープ(2009年製作の映画)

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何が夢で夢で亡くなっていくのか。場面転換を同一人物の振り返りで繋ぐっていうのと、森の走り方と森でのいちゃつき方の手札の多さにおみそれしました。

垂直のまま(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

流石におもろかった。けど、無修正ヴァギナからの出産無修正ゲイセックス羊死体ホームレスって、ほとんどフランス風に着飾ったデスファイルだった。無修正で胎児の頭がニョキニョキって灰色のまま出てきたときに、両>>続きを読む

トラララ(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

確かに素晴らしすぎる。ラリユー映画って半透明のきらめきがテーマに近いなって思った。シーツを纏った女の人が陽の光越しにふけるのを美しく撮るやつもまたやってた。「カンチ、セックスしよ!」みたいな場面撮らせ>>続きを読む

パティーとの二十一夜(2015年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

今年一番どころか、人生でもそうそうないぐらい感動した。ラリユー兄弟の映画、一番好きかも。
良かったところあげます。
・川の前で警部と話しているときに水面からの煌めきがやばすぎて登場人物たちが半透明に輝
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

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またマジカルロビンウィリアムズ映画。しかし語り草になっているだろうけど、デート場面が全部いい。ちょうどいいエリオットスミス。しかしすごいな。ロビンウィリアムズの顔にエリオットスミスの楽曲っていうダブル>>続きを読む

Baby Invasion(原題)(2024年製作の映画)

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impure版。前作より物語は後退してるけど、前作よりも規模がデカくなっている。
拷問のような時間なんだけど、確実にこのペラさと過剰さがいつもの、パーティー会場の中心で一人だけ冷め切っているハーモニー
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WILL(2024年製作の映画)

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1.0ではないけれど、MOROHAのたましいに共感できないと心から乗れないなぁと思ったけど、次から次に山の奇人たちが出てくるから、この映画はどこまで皮肉で作ってるのかわかんなくなった。
山を滑り落ちて
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レディ・オア・ノット(2019年製作の映画)

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アメリカのバトロワ需要を強く感じる。ここまでバカならさらにもっとバカっぽいのを見たかった。

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

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イギリス炭鉱スト破りロンドンコーリング映画。こういうコテコテで自国の映画見て感動できるのすごい国民性だ。橋を作られるのを見ながら白鳥の湖の話をする場面の絶妙な皮肉具合がよい。

不思議なんだけど、こう
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犯罪者たち(2023年製作の映画)

5.0

長いんだけど時間がガンガン経過するからぜんぜんオッケー。登山映画。

ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

前の運動まであるエロシーン要らなすぎる。これ以上ないぐらいキャラ映画なのだけど、そこで予算尽きたのか、ほぼ密室劇でなんじゃそりゃチャラ男と腰の低い死神、そして死神が死を恐れるって枠組みでここまで面白く>>続きを読む

勇者に休息なし(2003年製作の映画)

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あまりにもわけわからん映画かと思ってるのはおれだけなんじゃないかと思って安心しました。撮りたい場面が乱発してて、繋がってるんだか訳わかんなくて、安心したのだが、走り出してロックミュージックが流れた末に>>続きを読む

描くべきか愛を交わすべきか(2005年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ラリユー兄弟って、ちゃんと最後に集団が同じものを見て感動するシークエンスが登場するし、それが自然であるのがすごいというか。力みかたと力の抜き方が映画のつくり自体に表れているような奇妙さがある。

運命のつくりかた(2003年製作の映画)

5.0

この話どこに着地するんだろうが、思ったよりも想像の三倍先に辿り着く。乳輪のアップと同じように鳥のアップが滑らかにすべるように、撮られていく。

ロケッティア(1991年製作の映画)

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飛行機と車がレースをする冒頭の場面で、身を乗り出してみたが、とにかく美術がいい。美術とジョージョンストンがILMで得意とするところの特殊カットとの協働が本当に素晴らしい。爆発に向かって話が動いていく。>>続きを読む

ホット・スポット(1991年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ピークエンドじゃないけど、あまりにも終わり方が良い。ジェニファーコネリーを一瞬でぶん投げる素晴らしいラスト。信じられない。
デカい火事現場のバックにさらっと演技させるカットを撮り切っていて、尊敬する。

ベティ・サイズモア(2000年製作の映画)

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U-NEXTの画質が良すぎて、かつこの時代のギラギラすぎるフィルムルックもあいまって、なんだか異様な精神世界を見続けるような気分になる。
ちょろっとしか出ないけどクリスピン・グローヴァーの奇人ぶりがか
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ブレイキング・ニュース(2004年製作の映画)

5.0

あまりにも興奮して落ち着いて見れなかった。要再見。自分の好きなものが詰まりすぎている。そんなに見てないしいい観客ではないと思うけど、今のところジョニー・トーベスト。

縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ジャケがミスリードのようでいて、ネタバレなのがびっくりした。極めてふつうに想定されうる良い観客であった自信がある。閉められた鋼鉄の扉のアップで、雨まで降らせて、すべてを見せつけるラスト。確かにドーンっ>>続きを読む

ロジャー・ラビット(1988年製作の映画)

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アクメファクトリーでのフィルムノワールパスティーシュ。逆張りしかない魔法少女がそうであるように、フィルムノワールそのものがこういう異端しかないような気がするほど、謎に正統派サイケデリックフィルムノワー>>続きを読む

瞳をとじて(2023年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

誰か誘って映画館で見たりしなくてよかった…と思ってしまうぐらい小規模で夜中に一人で見るための作品のようなこぢんまりとした作り。
冒頭の画面直撮り見た瞬間に、それこそ完全にこの作家にとってのつげの無能の
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ゼンブ・オブ・トーキョー(2024年製作の映画)

5.0

ロケ地が全部知ってるとこで感動する。パーフェクトデイズ橋?で日向坂のメンバーがずっとはしゃいでる。
実はずっと見たかった。望遠でおもしろトーキョーショット100連発って感じでめっちゃ面白い。ここのアン
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47歳 人生のステータス(2017年製作の映画)

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ベンスティラーのすったもんだ一人芝居。悩む悪態と諦念にまみれた中年人生モノローグ。つまり『チャックアンドバック』と何も変わってなくて泣ける…。マイク・ホワイトが怪盗グルーの脚本やってるのまじすか。

無能の人(1991年製作の映画)

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つげ義春をこのテンションで撮影してると、カウリスマキっぽいっていう発見があった。ハスミンが褒めてるのもわかるけど、風が吹くショットをコリに凝って撮っていてかなり悪くない。でも明らかに映画オリジナルなコ>>続きを読む

ドリームスケープ(1984年製作の映画)

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夢を見まくって未来予知してる青年ってキャラ造形とか、それと戦うスネークマンとかヘンテコ感がとんでもなくて、イマイチ盛り上がりきらないんだけどチャックラッセルの器用さを遠くに感じさせた。

そして人生はつづく(1992年製作の映画)

5.0

ヴァルダのカンフーマスターよりももっと横スクロールゲーム的な感覚が凄かった。不謹慎かもしれないが……。こちら側がこう行くだろうなって思ったのを裏切るように静止したり、人が乗り込んだりする、そういうとこ>>続きを読む

ラストデイズ(2005年製作の映画)

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クソどうでもいい話をラストにしていくカメオ出演な売人ハーモニーコリン。おもしろ幽体離脱ショット。
企画がシャバすぎるからあえてドライに外そうとするショットだらけなんだけど、今見るとちょうどいい温度感で
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リバプール(2008年製作の映画)

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約束の地といい、ハードコアミニマムロードムービーすぎてビビる。ジャケにあるようなてくてく歩く時間よりも、手持ち無沙汰時間の豊潤さ。