このレビューはネタバレを含みます
パクチャヌクって元からドラマっぽいキャッチーすぎるくらいの企画力が、シネフィル文化への開き直りに思えて良かったんだけど、なんか妙に芸術的なんですよって行為に関するエクスキューズがあって、しょーもなって>>続きを読む
想像以上におもろい。『コット』とか『システムクラッシャー』と同じなのだけれど、主人公はもっと喋らず、黙って木漏れ日に撃たれるのみ。ほぼドキュメンタリーとしか思えない異様なカットの連打。衝撃的な設定の扱>>続きを読む
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初見。コテコテすぎるキャラクターに70年代のセンス溢れるストラーロとの演出の数々が痛すぎる。ジャンヴィゴのオマージュも名前出したりしてるだけですやんっていう。ベルトリッチの中年男性恋愛ものってかなり今>>続きを読む
船橋淳の中で1番ドラマがしっかりしていて、しかもそれがしっかりしているなんてもんじゃない…。豪速球な『親密さ』というか…。
もう本当につまんなくて、つまんなくて、しかもまぁオチもなんとなく予想できているのだけれど、空港で駆け出してからべらぼうに面白い。というかいつものデパルマ映画というか、なるほど、これがやりたかったのねと>>続きを読む
知らずに見たけど周冬雨映画!
過去がカラーで現在が白黒っていう、張芸謀的なアレなんだけど、北京の空気感があまりにも出過ぎていて眩暈がした。あと中国人ってマジでみんなビデオ電話かけてくるっぽい。こういう>>続きを読む
美しい時系列。ストイックすぎる本編。共同作業としての活動家。陳腐な葛藤よりもアジテーション力が滲み出ていて素晴らしかった。バーでのコップの揺れに興奮する。当然、題材的にも、撮り方の面でも、日本では不可>>続きを読む
トニスコリドスコプロデュース。いろんな俳優によるオーソンウェルズを見てきたけど、このウェルズは若者やんちゃぶりがかなり強調されていて、それがなんと、当時の落ちぶれていくハーストの人生との対比の中で悲哀>>続きを読む
ストラーロの色象徴主義にはうんざりするが、小道具満載のフィルターテクニックや『ラストエンペラー』の立体感について語っていて見応えがある。
コッポラが言うように色にこだわってる撮影監督が地獄の黙示録の撮>>続きを読む
オールタイムベスト。本当に面白すぎてコメンタリーが3パターンついてるのだけれど、全部見た。つまり短期で4回ぶっ通しで見た映画ってことになるのだけれど、なんとなくどれも感動した。ポール・シュレイダー自身>>続きを読む
街歩きだけで60分が経過し始めて、本当に正気じゃない映画すぎるってビビりながら見た。深夜のウォーケン似合いすぎる。『テロリズムの夜』と『ライトスリーパー』の間にこんな無茶苦茶な映画を撮るポール・シュレ>>続きを読む
出てくるロケーションがどれも魅力的。廊下にしても、会社にしても、しょうもない邦画臭さではない。あの早稲田大学の近くの有名なイタメシ?で大立ち回りが演じられるんだけど、ここでそんな大々的に撮影していいん>>続きを読む
ラストの手を振ってるカットはやりたかったやつだったので悔しかった。。。一本めが1番見どころあったが………
小学生のいじめ防犯ブザーとか、警察を呼ぶカットの面白さとか、ひとつ八千円で買い取ってるおもろさとか、悪くない点はたくさんあるが、当然100の完成度から程遠い。
偽の映画が本物になっていく、普通のミステリー構造に大興奮。近年のホラーモキュメンタリー?諸々の中でもずば抜けて完成度高いと思う。
アイリスインアウト多すぎて、なんか妙にリアルな街並みの光景を捉えた映像の割に懐古趣味を押し出した雰囲気がそんなに好きではなかったけれど、70分はすばらしい。
期せずしてドローン映画。妹のキャラデザもいい感じ。ガキどもが舐め腐ったエロに走るの、もうコテコテすぎて食傷気味なんだけど、パーティーシーンはやっぱりよかった。もはや鑑賞者を置いてけぼりにするラストの怒>>続きを読む
逆光MV街歩きカット集。ドイツのこういう映画ってマジでみんな憂いた表情で横移動カットがある。いくらでも悪態をつきたくなるけど、シャーネレクのこの温度感はいつも好きだ。
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元々雨傘運動とか香港のデモにいいイメージを持っていなかったのだけれど、セルフイメージを各々が考えながら身持ちの良い若者がスマホいじくりながら賢ぶろうとしているのがウーーーって、頭抱えながら見た。このさ>>続きを読む
『ありふれた教室』との偏差値の違いにビビるタイトル。イメフォでやってたし、なんかもっと凛とした佇まいかと思ったら、かなりネトフリドラマみたいな作風でポップ。しかしこれでもかと危険な撮影とマジでどうかと>>続きを読む
ロケーションもちゃんと群馬を活かしているとは言い難いし、総集編ドラマのような早急さとチープな撮影にビックリしたけど、飯豊まりえが良すぎてビックリした。原作でも常盤さんのディテールってビビるんだけど、リ>>続きを読む
矢口史靖のブラックな死体ギャグみたいなのって、『裸足のピクニック』のロッカーみたいな動かないものがゴロゴロ転がされたり破壊されたり、その逆に無機物が動いたりする。
あと人が静止することの面白さ。新作楽>>続きを読む
伝説の、でもないどっかの大学映画サークルに眠ってた自主映画がそのままなぜか流れ着いて日本で見ることが出来てるってぐらいの現象に感動した。
マイケミのNaNaNaとか、ああいうMVが好きな方にぜひ……。
マネキンのヌルッと「生命化」するところで、画質が異様に良くなったように錯覚した。『CURE』の役所広司の妻周りの描写に影響与えていると思う。
『ポゼッション』直前のイザベル・アジャーニさんだから、思わず日常動作に見入ってしまう。これ以上ないくらい長い運転に、恐ろしくあっさりとした小粋なラスト。
即物的すぎて、黒沢清が1番好きだとか言ってるのも納得できるカサヴェテスの異様な遺作。誰しもが思うだろうけどこの路線のカサヴェテスをもう2.3本見たかった。
朝に小高い丘にお母さんが登るシークエンスが忘れがたい。単なる毒親モノとの距離がグッとできるというか、『レーチェルレーチェル』でもそうだけど、ポール・ニューマンは役者を役割のあるキャラにするのではなく、>>続きを読む
むちゃくちゃすぎるファーストカットとラストカット。カサヴェテスの映画ってあまりにもツナギが豪胆っていうか、観客にゴツゴツとしたナマのものをぶつけてくるんだけど、今作はちょっと映画祭的なマジックリアリズ>>続きを読む
良い感じのロマコメ不動産映画かと思ったら、なんちゃってロハス映画でややげんなり。距離感遠い親戚とかみんなうまくいってないよね的な家族ものやるにしても、もっと別な監督でいくらでもあるしなっていう。サムメ>>続きを読む
ようやく見た。岩井俊二による予告を見てから見たからか、なんか猛烈に岩井俊二っぽい。マンションのエントランスで事件が起こるとなんか強烈な日常というか、『ぼくらのウォーゲーム』的なY2Kフィールを猛烈に感>>続きを読む
あまりにも知らない飲み会にぶち込まれたようで、ノリが分からず困惑したけれど(同じ日に見たマルコフェレーリの『最後の晩餐』も似たバイブス)、友達を乗り越えてヤリ部屋へ向かうくだりとか、全裸スイミング、無>>続きを読む
2人が出会うところがJホラーで笑った。ぶつかり方のクロスカッティングも、隠れ方も全部愛おしい。
ショッピングモール映画として期待していたほどではなかったけれど、小規模な一夜ものとしてこれ以上ないぐらい>>続きを読む
なるほど。この逆張り魂が『スーサイドスクワット2』へ。「コロシテコロシテ…」がめちゃくちゃ見れる。ジェームズガンらしくキモい怪物への同情を忘れていなくて尊敬した。
やっぱり2024年劇場で見て一番感動したのこれか、fat cityかも。
タロンエガートンの顔がだんだんと太々しく見えてくる100分超。捜査本部出てきてクロスカッティングはじまってから世界が広がる感じっていうか、『フライトゲーム』と同じ面白さになっていく。