右に壁というスタイルは変わらず。しかし、カメラは自立することなく、吹き荒ぶ風の中に放置されるがままといった感じである。
見初めて5分、シャンタルアケルマンの横暴を許すなと思ったけど、自殺した監督が死者>>続きを読む
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ギョッとするぐらい撮影がいい。トークで三宅唱も話していたけれど、そこを映すんだっていう場面をショットにわざわざ残している。
試合の最中、伏した身体が三角形を作るカットに息を呑んだ。
こんな雰囲気いい酒>>続きを読む
長すぎるフェードとかにドキュメンタリーを編集する体力のなさをやや感じたりしたけど、監督の愛おしさにやられる。おでこを突き合わせて、演技をつける演技をする…。衝撃の音楽合わせが多数あって、編集→即興演奏>>続きを読む
やっぱり児童売春問題、というか子供の疎外に関心を向け続けるルーカスムーディソン。一歩外せば『リリア4ever』が待っているという不思議な緊張がある。
屋上でランニングしたり、手術室のミシェル・ウィリア>>続きを読む
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意外と普通でこの監督の新作への期待値が下がった。神父と旅?っぽくなってから面白いものの教室の撮り方が味気なくてふつー。像云々もなんだかな。
最初から正妻の家ではありませんでしたよってドッキリ感から、絶妙なフェイントとはずし具合が流石のマイケルマン。
教会のクロスカッティングで流石に居住まいを正すも、墓参りで落とし前をつけるのが大人の語り口>>続きを読む
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シャブロルで近作の割になかなか入っていなかったのもわかる、はずし具合。
毛布にくるまったユペールがなんか可愛らしい。マジでシャブロルって絶対に強い女性の、少女っぽい横たわり場面を逃さないよね。ガンガン>>続きを読む
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逆立ちにさせられる人たちを見て、自分の逆立ちを見せつけて自分の意志で逆立ちで歩けるから大丈夫だよと示すお母さん。なかなかにグッとくる塩梅。落とし前つける映画フェチなので素晴らしく感動。
地獄ホテルから>>続きを読む
『夜明けのすべて』なら爆竹のとこで終わったような映画が、最良のイーストウッドみたいに太々しく落とし前をつけながら展開していく。手袋のところまでは有沢佳映の『アナザー修学旅行』みたいでワクワクしていたの>>続きを読む
カルトであることを当初から目指して作られたカルトなので、当然やや寒いものの当時の自主制作の人々の未来が賭けられてる感じが楽しい。
遠藤賢司の『東京ワッショイ』のMV部分だけなら5.0。というか当時の機>>続きを読む
和製『ダッシュカム』、『スプリー』まであと一歩という意欲作。
レストラン場面が一番興奮したのでエロを活かしたままもう少し攻めて欲しい。
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今更ながら。数本は当然YouTubeで見たことあるものの、すべて一瀬隆重らしく凝っていて大感動。「飛び降りる女」の疾走感あるカメラと手すりから手の離し方が素晴らしい。
手を振る女見てて思ったけど、いそ>>続きを読む
いわゆる『ソラリス』の黒澤邸パート的な高速道路の正面直進映像の気持ち良さ。あそこだけ延々と見ていたい。ヒッチコックも『ファミリー・プロット』でしつこいくらいやっていた。逆に言うとそこ以外本当につまらな>>続きを読む
木漏れ日の中行われるここではないどこかによる演劇。ニコラフィリベールのイイ顔への感知力が尋常ではない。顔から顔への繋ぎなんだけど、編集の心地よさ。
結構1.0に近い。音楽の入れ方がよくて、BGVとしては素晴らしいと思うんだけど、どことないミソジニー感としょーもない脱力リアリティにげっそりする。ヒロイン像のテキトーさに窃視願望。「みんなどうおもう?>>続きを読む
メイキングとオーディオコメンタリーが本名というか。
「僕はスピルバーグですか」という矢口史靖。徹底的にコンテ主義で現場を仕込みまくる矢口史靖。睡眠不足で現場でややキレる鈴木卓爾。「邦画っぽい演技はやめ>>続きを読む
再見。人生ベスト級に好きだ。おじさん地獄なのに「おじさん天国」っていう。ここぞとばかりに頻出する赤。
藍山みなみ、佐々木ユメカもすごいけど、この映画の吉岡睦雄はとにかくセクシー。ブレッソンみたいな力強>>続きを読む
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ありがとう………。「退屈を定義しろ」みたいなことを問われて、すらすらと、かつしどろもどろになる主人公たちの姿、『みんなのヴァカンス』で見た。こういう映画をずっと見たい!撮りたい!
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なんとなくだがこれを見るぐらいなら『魔法少女を忘れない』見たほうがよっぽど良いなって思ってしまった。勝手な連想ゲームだけれども。
アクションの階段の悪さとか、ポン寄りの雑さとか、左手問題とか原作の面>>続きを読む
アレクサンドル・アジャのサービス精神って絶対に観客が期待したもの以上の爆発をやってくれることだと思う。でもそれが形式すぎていてどこか優等生めいたものをずっと感じさせる。
ベタなどんでん返しすぎて興奮せず。オドレイ・トトゥがイマイチリバイバルされ切らないのは『アメリ』後がこれかよみたいな脱力感があるからじゃないでしょうか。
車載POVの異様さ。どこか心霊ビデオのような、みんながいた世界ではない世界を見せていく手つきが興奮する。
ドキュメンタリー笑みたいなドキュメンタリー映像百連発すぎてメイキングが見たい映画一位。
こんなの見てしまうともっともっとエドワード・ヤンに対して小洒落たニューヨーカー感ある人でした…みたいな印象持ちそうだけど、撮影途中に気のいい返答をガンガン返してて、口笛吹いて、ウディアレン好きで、ホウ>>続きを読む
太々しく、逃げてみたり、突如として現れてみたりする父、監督自身。堂々としてるんだか、やや機敏に見えるという。北野武みたいだと思った。
ムルナウの映画で「カップルの切り返しは別れる時だけだ」って有名な話>>続きを読む
「私は霧が好き」と高らかに宣言される霧映画。橋の下にも霧とクロスフィルター。
虎鮫と同じく、エドワードGロビンソンがセクシーなピアスで負け男を披露。フラれてる時の渡瀬恒彦っぽい。
文字版組をハンマーで>>続きを読む
ガキの心の読み合いをあの手この手でやったのは良かったけれど、突き落とされるガキにしたって、団地でやってほしかった。団地を舞台にしているのに団地のロングショットが少なすぎてもったいない。終始もったいない>>続きを読む
合成ですらなく、幻影のように力技で巨大感を見せる、しかもそれがラスト15分になっても続くというチープさに流石にうんざりしてしまった。ゴジラの三角関係プロットの偉大さが見にしみ続ける60分。唯一、家を襲>>続きを読む
久々にカウリスマキの映画見たけどほぼ、いたつきではなくてかげつきなのが脅威的っていうか。ノソノソと現れる切り返しが軽やかに劇的でいい。一番感動したのがバーのおっさんが出てきて捕まってパトカーに入れられ>>続きを読む
木がへし折れて、二人の家は破壊される。どことなく『天国の門』の最後完膚なきまでに破壊される小屋を思い出した。二人を見つめる視線だけを映して、冒頭を暗示させて終わる。茂みに息を潜めて隠れたあたりで、いつ>>続きを読む
沖縄選挙の空気感をひたすら伝える前半が本当に面白い。後半、やっぱり座り込みをする人たちの独特の空気感がギャグっぽく思えて、それをそのままギャグとして映し込み返していたのが、ひろゆき的な冷笑に対するカウ>>続きを読む
明らかに予算がかかりすぎていて過剰な脚本。でも現代との奇妙な往復にアニメ版は確実に?モデルとしていることがわかる。AKIRAみたいなサイバーパンク描写とドラッギーな雰囲気が90年代前半っぱい。てか監督>>続きを読む
ロドリゲスとガイリッチーの映画って、面白くないわけじゃないけどいっつも結局シナリオが強すぎて文字ベースになる。そして文字ベースに自覚的だからデッカい仕掛けとか魅力的な場所を作り出そうとするんだけど、そ>>続きを読む
ブリュノデュモンって、どことなくどころではないイヤらしさがずっとあって、好きだと言いにくい感じがある。クレール・ドゥニとかよりもジョナサン・グレイザーみたいな。ラストの俯瞰で涙流す女のカットとか見てい>>続きを読む
・口を押さえる、ど正面でこちらを向く。あの口を押さえた安達祐実でおおーっとなってしまう。
・うらぶれた女になって街中を彷徨うところも凄まじい。トリュフォーのイザベルアジャーニみたい。移動ショットで繰り>>続きを読む
びっくりするぐらい合わなかった。アダム・リフキンゲラゲラ面白がってるようなやつが見るようなものではないということで…。