Shiby

パリ、テキサスのShibyのレビュー・感想・評価

パリ、テキサス(1984年製作の映画)
3.8
ロードムービーならではのゆっくりとしたストーリーの進行。
だけど、始まって直ぐ観ている側を惹きつける「なんで?」の疑問が、ずーっと引っ張っていって最後の方でようやく辿り着けます。
だからこそ、物語にどんどん引き込まれていったのかもしれません。

「どうしたの?何があったの?」
と人は知るためにわざわざ尋ね、答えた物事のたったひとつが原因だと思い込むことがあります。けれど、物事の原因は目の前にあるものだけを指さないですよね。その人が経験して来たものが積み重なって、何かがスイッチになって壊れたそのスイッチだけを説明したところで、他人には理解できない筈です。理由なんて、誰しもひとつだけの単純な事ではない筈です。

テキサスからパリって何の事だろうと思っていたら、、、なんとなくでてきます。

ボブヘアーとピンクのモヘアニットがファッションとして可愛いと話題になっていましたが、本物を映画でやっと観たとき「ほんとだー!」って感激しました。ほんとに可愛い!
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