トノモトショウ

地上より永遠にのトノモトショウのレビュー・感想・評価

地上より永遠に(1953年製作の映画)
3.0
終盤あたりまで、上官の妻に手を出す曹長や、頑固な兵士が受ける嫌がらせと恋模様など、南国の浮ついた物語に終始するが、仲間の死と日本軍による奇襲が描かれると、それまでのことがすべて意味のない形になっていく。その批判的な作劇こそ、この映画の真髄だろう。シナトラの印象的な演技が良い。