Laura

我れ暁に死すのLauraのレビュー・感想・評価

我れ暁に死す(1939年製作の映画)
3.0
マイブーム、ジョージ・ラフトで5本目🥰
同時代にギャング映画で名を馳せたラフトとジェームズ・キャグニーの競演。脱獄物にギャング映画の味わいを添えたプロットは新鮮だが、セリフ頼りで話が展開していきキャラクター造形もなんだかブレブレなので映画的な歓びは薄い。ラフトは二枚目のギャングで通常営業、キャグニーは精神的に追い詰められ揺れ動く感情を全身で表現している。共にニューヨーカーのこの二人、なかなか好対照ではないかと思う。個性的な受刑者の様子を通じて所内の厳しい環境が描きだされ、刑務所の待遇改善を求めるプロパガンダ映画の趣すらある。
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