にひみ

バグズ・ライフのにひみのレビュー・感想・評価

バグズ・ライフ(1998年製作の映画)
3.7
全体的にギャグが渋滞していて、テンポが悪いと感じた。
ギャグの一つ一つは上質で面白く、それでいて可愛いのはさすがのピクサー。しかし、ストーリーが全く進行せず、ギャグだらけのシーンが何度かあったのがとても気になった。
全年齢層が楽しめて、大人でもハッとするようなメッセージ性を出してくるピクサーが好きなのだが、今回はそれが全くと言っていいほどない。ただのエンタメ映画だけになっているのが残念だった。

しかし、人間社会を虫の世界に落とし込むのは非常に面白かった。虫が人間の暮らしをしたらどうなるのか、ピクサーお得意のアイデアが終始光っていたと感じる。
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