このレビューはネタバレを含みます
「ダン・ドン・ダン・ドン・ファファファファ〜〜」
いつだか子供の頃にテレビで見たけれど、あの時これが「"アジアの鷹"シリーズ」の二作目とは知らなかった。さらに次作『ライジング・ドラゴン』を見た時も気づかなかった。
最後の風洞施設でのアクションは印象深い。懐かし過ぎて涙がちょちょぎれる。
前作に続き、ジャッキーa.k.aアジアの鷹(ジャッキー・チェン)は未開の地にて謎の部族との邂逅、そして逃走から始まる。ジャッキー・チェン版インディー・ジョーンズ、もしくは藤岡弘、探検隊。
伯爵(ボジダル・スミルジャニック)は『サンダーアーム』での娘とジャッキーの関係には触れず、ジャッキーに「240トンに及ぶナチスの金塊」の回収を依頼。1%の報酬を手に入れるため、ジャッキーは学者のエイダ(ドゥ・ドゥ・チェン)、ナチス副官の孫娘エルザ(エバ・コーボ)、たまたま居合わせた日本人の桃子(池田昌子)の3人を引き連れトレジャー・ハントに向かう。
男の夢を具現化したハーレム冒険活劇。
全編コミカル。アクション・シーンが十二分以上に見られる。というよりも、今回はほとんど動き回っていた印象。ジャッキーのバイク・アクションは街中を走り回り、飛びまくりの事故りまくり。大ジャンプ格好いい。モロッコのホテルに、闇市場、砂漠にナチスの地下施設とカンフー・アクションやら地形を利用したアクションが満載。手に汗握るハラハラ感を楽しみながら見られる。
物語の鍵である「鍵」のギミックは結構好き。僕の童心が格好いいと言っている。
結局金塊を持ち帰ることもなく、なんとか爆発する施設から脱出し終幕。
サンダーアームもプロジェクト・イーグルも最後に何も手に入れてないけど、アジアの鷹って何やってる人なの?