かつてトニーの父親ハワードの協力者であったアントン・ヴァンコは、アークリアクターの開発に一役買った存在だった。
しかし、アントンは金儲けを優先させた結果、スパイ容疑でシベリアに強制送還させられてしまう。
そんな過去からスターク家に因縁を持ったアントンの息子であり物理学者でもあるイワンが小型アークリアクターをも開発し、トニーの前に立ちはだかる。
まず、スカーレット・ヨハンソンがバチバチに綺麗でした。
ブラック・ウィドウも観てみようかなと思うくらいには惹かれた。
それと本作の見所は、イワンとの対峙よりもトニーとハワードの親子関係が垣間見える部分にあると思う。
アークリアクター内部のパラジウムが原因で中毒症状に身体を蝕まれていくトニー。
しかし、そんな彼に手を差し伸べてくれたのは、20年前にフィルムに記録された父親からの言葉だった。
仕事の邪魔をするなと言われ、寄宿学校に入れられていたトニーはずっと父から疎まれているように感じていた。
ただ父親からの言葉の最後には「私が生み出した最も素晴らしいものはお前だ」と。
そんなんを聞いて、トニーと同じタイミングで泣きそうになる私。
そういう事は生きている内に直接伝えてよと思ってしまうけれど、逆にそれが技術者らしいというか父と息子という感じもして良さに変わっていた。
あと新元素ヴィブラニウムから作ったアークリアクターも最高にクールでした。
けれど、個人的にはコイル剥き出しの旧アークリアクターの方が好きだったりする。