ちぬちぃぬ

丹下左膳 怒涛篇のちぬちぃぬのレビュー・感想・評価

丹下左膳 怒涛篇(1959年製作の映画)
3.4
左前のキャラクターは
当時もてはやされた"気は優しくて力持ち"的な人柄で【弱きを助け強きを挫く】の典型✨
この後、少年漫画の世界ではこういう「番長系」の主人公が人気を博していたように思います
水島新司作『男ドアホウ甲子園』の【丹波左文字】は丹下左前がモデルなのは世代じゃない私でも分かります
右目、右腕を失っているのに野球をしていて初めて見た時は驚きました

今作限定の登場人物では「チョビ安」という坊やを松島トモ子さんが演じていて印象的でした
松島さんの子供とは思えない歌唱力が発揮されているんですが、この「チョビ安」女の子たちとばかり遊んでいるし
やんちゃな男の子たちにちょっかい出されると男勝りに立ち向かう子で
ちょいちょい歌うシーンで一人称が「アタイ」って歌ってて
でも?え?最後まで別に…「実は女の子でした〜」という展開は無かったですよね
え?私居眠りしてたんかなわかんないや
気になるけど

【子役大スタートモ子ちゃんが可愛い男の子になってるよ!】って事で当時は説明なんか要らなかったんかしら

とりあえず左前は単細胞でアホっぽいけどとにかく善人というキャラで
イケメンでまあまあ賢いライバルも(今作では大作さん)登場するので
昭和の少年漫画の構図の元祖みたいなのが
丹下左前なんじゃないかと思いました

『あしたのジョー』の丹下段平も隻眼やし関係あるんかなと一瞬思ったけどたぶん違うかー(´ω`)

ほとんど本編の感想になってないので少し。。。カメラワークが見事で 大変感心いたしました✨


追伸

【左膳】が変換ミスってるのに気づいてなかったです