冷蔵庫とプリンター

スター悩殺の冷蔵庫とプリンターのレビュー・感想・評価

スター悩殺(1933年製作の映画)
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 強盗団の仲間に裏切られたキャグニーは、ふとしたことがきっかけで映画の端役を得て、一躍スターダムへ駆け上がる。そこへかつての強盗仲間たちがやってきて。。
 プリコード期らしい豪快な演出が光る快作。一応キャグニーがギャングから更生する話になってはいるものの、行為レベルで一番ヤバいことしてるのはやっぱりキャグニーなのが面白い。
 自作の悪口書いた批評家に記事の切り抜きを無理矢理食べさせて便所へ放り込む、メエクラークの髪を掴んで外へ放り出し、カバンを投げつけるなど、常軌を逸したバイオレンスにクラクラした。完全に『民衆の敵』のグレープフルーツを顔に押しつけるシーンに味を占めているようだが、これファンにはたまらんでしょ。