はむ美

愛と哀しみの果てのはむ美のレビュー・感想・評価

愛と哀しみの果て(1985年製作の映画)
3.9
美しく、優しく、強かな女性のお話。
風と共に去りぬのようだなぁと思って見ていた。
結婚ってなんだろう。うすっぺらな紙一枚に名前を書けば愛が増すとでも言うのか?
私は結婚したいと思うけど、結婚ってする必要があるのかとも思う。自由に生きる男と、独占したい女。どっちも共感してしまって歯がゆくなった。どんなにお互いが好きでも必ずしも結ばれるとは限らない。軸が違うと一緒に生きていけない。例えば子供が欲しいと思う人と、子供がほしくないって思う人同士は、どんなに愛し合っても、結婚はできない。子供が欲しい欲しくない問題でぶつかりあって、それから他のところもちょっとずつおかしくなる。
んー恋愛ってなんだろう。
こんなバカらしいことやっているのって人間だけなんじゃないかなぁ。だけど、そんなバカらしいことに一喜一憂して楽しめるのも人間の良さだよね。
結婚って人それぞれの価値観だったり、趣味だったり、顔だったり、性格だったり、色々要素がある中で、一番自分納得できる相手とするものと考えると、全部揃った相手を見つけるのは無理に等しい。だから生きていく中で愛し合える人が見つかる人は本当にハッピーで、幸せだと思う。
条件をつけて検索マーク押すだけで人を探してくれるマッチングアプリ、世界中のみんなが登録したらさぞ面白い世界になるんだろうな。
恋愛は妥協とも言われるけどそんなことこれからなくなるのかもね。


この映画は恋愛を教えてくれました。
映画は古いもの新しいも、関係なく、良い映画は現代でも心に響きます。
はむ美

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