B姐さん

戦後猟奇犯罪史のB姐さんのネタバレレビュー・内容・結末

戦後猟奇犯罪史(1976年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

映画内ワイドショー(昔の「ウイークエンダー」みたいなやつ)で、戦後起こった実在の事件とそれをモチーフにした再現ドラマならぬ再現映画(オムニバス3話)を観るという設定。リポーター役に泉ピン子。

第1話、室田日出男演じるのは「榎木津巌」(劇中は西本明という設定)。『復讐するは我にあり』で緒形拳が演じた役です。めちゃくちゃ怖い顔で人殺しながら、真珠(4個)を入れている“武器”で女をひいひい言わせます。若いコからおばさんまでOKです。

第2話、五十嵐義弘演じる「克美しげる」
1976年5月に起きた歌手による「愛人殺人事件」。劇中ワイドショーで臨時ニュースとして扱われるんですが、映画公開(1976年6月)1ヶ月前の製作ということで、ねじこみ感、やっつけ感がすごいです。人はこれを「東映魂」と呼びます。

第3話は川谷拓三演じる「大久保清」(劇中は久保清)
「大久保清」は過去、テレビでビートたけしが演じたことがありました。実際の大久保清は知りませんが、川谷拓三の演技のほうがしっくりきます。そして拓ボンは、お約束のように血だらけでボコボコにされます。

という感じです。スタジオにお返しします。

DVD(10/3/2014)
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