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アクション・ジャクソン/大都会最前線のnobuoのレビュー・感想・評価

3.8
一年半振りに鑑賞。80年代クオリティが爆発するアクション映画は実家のような安心感を得られる。
シリーズ化しても良いほどの内容だったと思うんだけどな。主人公:ジャクソンの強烈なキャラを一作で捨てたのは惜しい。

初見時感想↓

好きな映画ブロガーの方が激推ししていた、アポロやディロンでお馴染みカールウェザース主演の刑事アクションコメディー。amazonのカテゴライズではコメディーだったから間違っちゃないだろう。

ありがちな80年代アクションっぽい...と言えばそれまでだが、本作は以下の三点においてありがちの枠を超えていた。是非午後ローで流してほしい。これは劇薬だ。続編が無いのが悔やまれる。
スタローンが「コブラ」で目指した事の完成形がここにある...と思う。


・濃すぎるキャラ
渾名が“アクション”な超過剰暴力刑事ジャクソン、ヤク中のヒロイン、インテリ風と見せかけて体術に長けた敵ボス...といったメインキャラは勿論、モブキャラ連中も印象に残る奴らばかり。俺のお気に入りはジャクソンにビビり過ぎて卒倒したスリ青年。ホテルのフロントのオッサンも良かったな。
若シャロンストーンは滅茶苦茶美人だったが、キャラ的にはあまり立ってなかった。惜しい。

・派手過ぎるアクション
人が燃え、車が弾け飛び、建物に大穴が開く...といったように、スタントマンの命が心配になるレベルのアクションが炸裂。これはレニーハーリン映画か!?と思う程。
この手の映画は銃撃戦になると話が停滞する傾向があるが、ジャクソンが銃の所持を禁じられているという設定で上手くアクションのマンネリをカバーしていた。結局撃つけどね。

・キレッキレの台詞回し
本作一番の魅力はコレかも。会話はブラックジョークまみれだし、「人を殺して捨て台詞」要素も多い。冗談抜きでコマンドーに匹敵するレベル。吹替版ではこの辺がどうなっているのか知りたい。
お気に入りは「○モかデカよ」→「俺は○モじゃない(刑事だ)」、「暖房だ」(→おもむろに火炎放射器を犯罪者に放つ)。多分見返せばもっと見つかる。
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