山籠り

女の園の山籠りのレビュー・感想・評価

女の園(1954年製作の映画)
4.5
封建的価値観蔓延る女子大と、自由を求める時代の子たる女子大生の闘争を描いた名作である。

気がかりなのは高峰秀子演じる芳江である。鼻から神経衰弱で、勤勉過ぎる芳江の役柄に、高峰秀子をあてたのはどうしてもミスキャストと言わざるを得ない。高峰秀子が机に向かって数学の出来ない自分を責めて泣いたりしてもどうも私にとっては嘘くさい笑笑

高峰秀子が1番輝きを放つ役柄は、夫を蹴落とし、淫売をも厭わない強い女性では無いか。
(これはどうも『あらくれ』と『放浪記』の中の高峰秀子が大好きな筆者の偏見に基づいたものだが)
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