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子熊物語のr5mのレビュー・感想・評価

子熊物語(1988年製作の映画)
5.0
生涯ベスト級です。ダサダサの邦題だけが残念笑。
セリフがほとんどなく映像と音楽だけで最後までみせる。これぞ映画!!です。

二人の狩人が二頭の熊を追う話。時代は1800年代の終わり。狩人たちは見るからに貧しそうで、熊を狩るのは生きるためと分かります。一方オス熊は、母をなくした子熊を守るため、また自分を守るために戦います。

どちらが悪いとかではなく、やむを得ず戦わなければならないこともあり、そんな環境の中で、立場が違う者同士、うまく折り合いをつけてやっていくしかないんですよってメッセージが残りました。

環境破壊や生態系破壊など、人間を悪く描く映画は多いですが、人間も生き物なんです…っていうね。
子供の頃に観たかった、また これからの子供にみせておきたい映画はこういう映画だと思います。

音楽も素晴らしかったです。
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